人へ、街へ、未来へ。 東急電鉄

ニュースリリース

2024年5月13日

2024年度の設備投資計画
新・中期事業戦略に基づき、「移動」の価値を追求する企業へ進化すべく約468億円の設備投資を実施

東急電鉄株式会社

新・中期事業戦略の初年度となる2024年度は、鉄道インフラの適切な維持更新や各種自然災害対策などの安全・安心な鉄道の追求に資する設備投資、デジタル技術を活用した運営高度化、環境・社会課題解決のためのBCP強靭化など約468億円の設備投資を行います。

当社は、2024年3月25日に策定した、新・中期事業戦略に基づき、多様な「移動」を通じたリアルな体験がもたらす価値を通じて社会に貢献し続け、公共交通指向型のまちづくりにおいて必需インフラである鉄道事業を持続的に成長させるため、「移動」の価値を追求する企業への進化を目指します。

<主な取り組み>

価値① 安全で安心な移動の持続的な提供

戦略Ⅰ.安全・安心な鉄道の追求

・大井町線車両新造、車両リニューアルの実施
・田園都市線地下区間駅リニューアル工事(駒沢大学駅、桜新町駅)の実施
・踏切障害物検知装置(世田谷線・こどもの国線を除き100%整備済み)の高度化の実施
・駅ホームにおける非常停止ボタンの増設
・降雨・浸水対策、耐震補強工事の実施


戦略Ⅱ.運営高度化と業界連携強化

・駅オペレーションの効率化に向けた駅務機器の更なる高度化や遠隔サポート体制の構築
・田園都市線における定位置停止装置(TASC)の導入に向けた工事の実施
・田園都市線・大井町線における無線式列車制御システム(CBTCシステム)の導入推進
・データ活用・分析による保守業務の高度化

価値② 新たな移動の創出

戦略Ⅲ.マーケティングによる沿線活力の創出

・クレジットカードのタッチ決済・QRコードを活用した乗車サービスの拡大
  ※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
・東急線アプリの機能向上


戦略Ⅳ.鉄道ネットワークの価値最大化

・ホームと車両の段差・隙間縮小の推進
・田園都市線・大井町線における旅客案内装置の更新
・5G通信網の整備
・池上線五反田駅でのホームドア設置および供用開始
・大井町線戸越公園付近の連続立体交差事業への取り組み

価値③ 移動に伴う地球環境課題の解決

戦略Ⅴ.鉄道による環境・社会課題の解決

・駅構内照明のLED化の推進
・余剰回生電力を駅施設で有効活用する装置の導入
・大規模災害時のBCP強化や脱炭素社会への貢献を目指した大規模蓄電池の設置
・「木になるリニューアル」の実施に向けた設計・工事の着手