東急株式会社 (以下、「東急」)と、資本業務提携先であるWAmazing株式会社(以下、「WAmazing」)は、一般財団法人渋谷区観光協会(以下、「渋谷区観光協会」)の協力のもと、渋谷を訪れる訪日外国人旅行者を対象に、2024年2月1日から、インバウンド向け域内周遊デジタルパス「SHIBUYA PASS(以下、本周遊パス)」の実証実験(以下、本実証実験)を実施します。
2022年に実施された東京都の調査で渋谷は、訪日外国人旅行者の訪問率が初めて都内首位となった一方、スクランブル交差点やハチ公像など代表的なスポットが駅周辺に集積しているため、写真撮影した後すぐに別の場所に移動してしまい、地域消費につながりにくいといった地域課題を抱えていました。本実証実験では、本周遊パスの導入により、まだ知られていない渋谷の魅力や渋谷ならではの体験・サービスをワンストップで提供することで、訪日外国人旅行者にとっての利便性を高めるとともに、渋谷エリアにおける滞在時間延長、周遊性を高め地域消費の拡大を目指します。
本周遊パスは、WAmazingの運営する専用ウェブサイトにおいて、訪日外国人旅行者が体験・サービスと引き換えられるポイントを事前購入し、参画施設・店舗にて現地スタッフに画面を見せるだけで、キャッシュレス・チケットレスで利用できるサービスです。通常よりお得に体験・サービスを利用できるほか、ポイント制を導入することにより、異なる価格やジャンルの体験・サービスでも好きな組み合わせで自由に使えるため、初めて渋谷を訪れる訪日外国人旅行者にとって安心・便利に利用していただけます。
渋谷地域の事業者にとっても、事前決済による店舗オペレーションの効率化や価格やサービス内容に応じた商品設定が可能となるなど、参画しやすい仕組みとなっており、本実証実験では主に渋谷駅周辺エリアを中心にグルメ・バー・お笑い・お土産など30以上の店舗が参画しています。本周遊パスの利便性を高め、より多くの地域事業者に参画いただくことにより、街ぐるみの取組推進や渋谷エリアの魅力を高めます。
東急は、本実証実験を通じて得た知見や訪日外国人旅行者の声をもとに検証を行い、参画する事業者や展開エリアの拡大など、更なる訪日外国人旅行者の利便性向上と地域消費拡大を通じた「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指します。
本実証実験の詳細は別紙のとおりです。
