当社は、2014年にタイ大手財閥系企業サハグループ(以下、サハグループ)と合弁会社「サハ東急コーポレーション」 (以下、サハ東急)を設立し、タイ王国チョンブリ県シラチャ郡における日本人向け賃貸住宅事業を推進しています。
今般、当社はサハグループとともに、2022年に設立した合弁会社「KING SQUARE DEVELOPMENT CO., LTD」を通じて、バンコク都において、分譲住宅事業「KingsQuare Residence(キングスクエアレジデンス)」(以下、本プロジェクト)に参画し、2023年10月1日(日)より販売を開始します。本プロジェクトは、2023年8月に着工し、2026年に竣工予定です。
本プロジェクトは、バンコク中心部より約10km南に位置し、高速道路に近く、バンコク都心部へのアクセスに優れた、今後発展が期待されるラマ3エリアに位置しています。また、約14ヘクタールあるサハグループの開発用地内でのプロジェクトになり、2020年9月に開校した、世界トップレベルの質の高い教育を提供するイギリス系インターナショナルスクール「King‘s College International School Bangkok」に隣接しています。本プロジェクトは、当社と連携実績のあるサハグループと共に、インターナショナルスクールに通うご家族、教職員の方々をはじめとした住まわれる方のウェルビーイングをコンセプトに、住民のコミュニティを育む共用部や運動を促進する仕組みを提供することで、2023年5月にタイ王国における住宅部門で初めて、建物のウェルネス認証「fitwel」の三ツ星認証を取得しました。
本プロジェクトは、総戸数222戸(地上52階建て)で、近代英国風の直線が印象的なデザインとタイの強い直射日光を遮蔽するパッシブデザインを外観に採用しています。敷地内には、屋外プール、ジョギングトラック、180度パノラマビューのフィットネスクラブなどの子どもから大人まで楽しめる運動施設や、キッズエリア、キッチンスペース、コワーキングスペース、チャオプラヤー川を眺望できるスカイデッキなど住民同士でレクリエーションに利用できる充実したコミュニティ施設を備えています。また、環境と調和する持続可能な事業を企図し、断熱性能が高く紫外線カット機能をもつ窓ガラスの採用や駐車場の緑化、野菜やハーブを育てることができるエディブルガーデン、電気自動車(EV)充電器の設置など様々な環境配慮の取り組みを導入しています。
当社は、タイやベトナムでの住宅事業や、日本国内での分譲マンション・戸建て事業の実績や知見を活かし、本プロジェクトの施工における品質面や安全面、施工検査時のアドバイスを実施し、住まいのクオリティ向上に貢献していきます。
これまで当社グループでは、2つの学校法人(五島育英会、亜細亜学園)を設置、東急線沿線に多数の大学や教育機関を誘致するなど、教育とまちづくりの相乗効果による価値創造に取り組んできました。このような東急線沿線の街づくりで培ったノウハウを活かし、本プロジェクトのみならずタイの発展に寄与していきます。