人へ、街へ、未来へ。 東急電鉄

ニュースリリース

2023年5月11日

2023年度の設備投資計画
さらに安全・安心な鉄道サービスを追求し、時代に即した社会的価値提供のため
総額431億円を投資

東急電鉄株式会社

当社は、中期事業戦略「3つの変革・4つの価値」で掲げた目標を確実に達成するため、最終年度となる2023年度(以下、「今年度」)では、これまでに築き上げた経営基盤をより一層強靭化させ、安全・安心のさらなる追求をはじめとした時代に即した社会的価値を持続的に提供すべく、総額431億円の設備投資を行います。
鉄道インフラを適切に維持・更新するための安全投資339億円を中心に、デジタル技術を活用したお客さまサービスや保守業務の高度化によるオペレーション変革、そして沿線エリアでの脱炭素・循環型社会の実現に向けたさまざまな取り組みを実施します。人手・資材不足などの外部要因により投資環境の先行きが見通せない状況にありますが、着実に設備投資を実施し、将来世代に負担を先送りにすることなく持続的に社会に求められる価値を提供し続けます。

【主な取り組み】
■「アフターコロナに即した社会的価値の持続的提供」に資する主な投資
 1.安全・安心・環境のさらなる追求
 (1)自然災害対策
  ・降雨・浸水対策、耐震・耐雪補強工事の実施

 (2)さらに安全・安心にご利用いただける環境の整備
  ・踏切障害物検知装置(世田谷線・こどもの国線を除き100%整備済み)の高度化の実施
  ・車内防犯カメラ(当社所属車両100%整備済み)の高機能化の実施
  ・五反田駅でのホームドア設置に向けた設計に着手
  ・大井町線車両新造に着手
  ・田園都市線・大井町線における無線式列車制御システム(CBTCシステム)の導入を推進

 (3)施設、設備健全性の維持・向上
  ・土木施設、電気設備の維持更新工事や土木構造物の長寿命化工事の着実な実施

 (4)脱炭素化・循環型社会の実現に向けた環境への取り組み
  ・駅構内照明のLED化の推進
  ・余剰回生電力を駅施設で有効活用する装置の導入
  ・「木になるリニューアル」の実施に向けた検討の深度化

 2.ユニバーサルなサービスの進化
 (1)ホームと車両の段差・隙間縮小の推進
 (2)旅客トイレの整備・リニューアル

 3.都市交通における快適性の向上と課題の解決
 (1)東横線での有料座席指定サービスの開始
 (2)大井町線戸越公園駅付近の連続立体工事へ向けた取り組み
 
 4.人、街、暮らしをつなげるプラットフォーム
 (1)田園都市線地下区間駅リニューアル工事
    駒沢大学駅(第1弾)の2024年度竣工に向けた
    着実な推進、桜新町駅(第2弾)の工事着手
 (2)QRコード・クレジットカードのタッチ決済を活用した
    乗車サービスの実証実験(2023年夏開始予定)
   ※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です

■「事業構造変革による事業基盤の強靭化」に資する主な投資
 1.東横線ワンマン運転の安全・安定輸送の継続
  ・ワンマン運転を順次開始している東横線において、安全・安定輸送を継続するための
   さらなる投資を実施

 2.新技術を活用した効率性と安全性の両立
 (1)機器の状態データを基に検査や更新の時期を設定し、効率性と安全性の向上が
    期待されるCBM(Condition Based Maintenance)の
    適用拡大に向けた検証の推進
(2)駅オペレーションの効率化に向け、駅務機器のさらなる高度化を推進

2023年度設備投資計画の詳細はPDFのとおりです。                                

本件・別紙資料 (722.77 KB)