美しい時代へ-東急グループ 東急

ニュースリリース

2023年2月22日

郊外住宅地における職・住・遊・学の近接を目指したミクストユース(土地の複合利用)に向けた実証実験イベント「Hello neighbors!-歩きたくなるまち週間-」を開催!
~移動販売マルシェ、あおぞら図書館、自動運転車両の運行など複数の取り組みを同時展開~

東急株式会社

当社は、2023年3月7日(火)から13日(月)の7日間、移動型のさまざまサービスが一同に集まるマルシェ(以下、本マルシェ)、地元小学校が企画・製作したあおぞら図書館、アプリを活用した健康増進のウォークラリー、自動運転車両の遠隔監視による運行管理という4つの取り組みを複合的に開催する実証実験イベント「Hello neighbors!-歩きたくなるまち週間-」(以下、本イベント)を東急田園都市線あざみ野駅からバスで約10分の郊外住宅地に位置するnexusチャレンジパーク早野(以下、チャレンジパーク)周辺地域で開催します。

当社は、「nexus(ネクサス)構想」(以下、本構想)のもと、多摩田園都市エリアにて郊外における生活者起点での自由で豊かな暮らしの実現を目指し、多様な企業・行政など(バディ)との連携により、職・住・遊・学が近接したWalkable Neighborhood(歩きたくなるまち)の創出を推進しています。
近年、都市部ではにぎわいを生むためさまざまな用途が備わった大規模施設によるミクストユース(土地の複合利用)がまちづくりに広く採用されています。都市部に比べて人口密度の低い郊外での職・住・遊・学の近接を実現する方法として、実験的にチャレンジパーク周辺地域でミクストユースの手法を取り入れ、本構想が掲げるサステナブルテーマの「モビリティ」、「教育」、「ウェルネス」の取り組みを複合的に実施します。

「モビリティ」の取り組みでは、チャレンジパークで飲食や物販に留まらないさまざまな移動型の店舗やサービスを提供することで駅から離れた住宅街エリアでの生活者の暮らしがより便利・豊かになるかを調査します。
「教育」の取り組みでは、川崎市立虹ヶ丘小学校の6年生が総合的学習の時間のテーマとして「チャレンジパークで地域の交流と賑わいを起こしたい」と企画し、本棚・ベンチづくりや本集めなどを自ら考えて推進したあおぞら図書館を一般公開します。
「ウェルネス」の取り組みでは、主にシニア世代の健康増進を目指して、株式会社リンクアンドコミュニケーションが提供する「カロママ プラス」を活用したウォーキングラリーと、すすき野とうきゅうにて握力と閉眼片足立ち時間をもとに算出する身体年齢測定やカゴメ株式会社のベジチェックによる推定野菜摂取量の測定を行います。
また、同時に当社と東急バス株式会社が自動運転車両を遠隔監視により運行管理する実証実験を実施します。自動運転車両の乗降ポイントにチャレンジパーク、すすき野とうきゅうなどを設定し、生活者の移動手段を提供することで本イベントへの参加を促すとともに移動に関する課題・ニーズを調査します。

なお、本マルシェは、店舗やサービスの移動による新たな価値創造に共感し、共に挑戦する多数のバディとの連携によって実現しています。サントリーホールディングス株式会社による焙煎豆珈琲屋台とサントリー本気野菜キッチンカー、株式会社SHINMEの移動型撮影スタジオ「旅するstudio&cafe」、株式会社吹きガラスしゃ・なかのにぷらすによる移動型吹きガラス工房、株式会社Laatikkoによる移動型のサウナが出店します。また、移動販売のプラットフォーム「モビマル」を提供する株式会社シンクロ・フードとの連携により、キッチンカーや農産物の販売、カゴメ株式会社のプラントベースフードメニューの提供、一般社団法人ALL FITNESS JAPANの屋外フィットネスなどさまざまな体験が楽しめます。

今後も、多摩田園都市エリアの課題や生活者の多様なニーズを調査し、バディと連携しながら郊外住宅地でのミクストユースを含め、複合的なアプローチで解決に取り組むとともに、新規事業領域の探索や新規サービスの開発を推進していきます。

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