◇減災対策として、引き続き、駅・高架橋・橋梁などの耐震補強工事を進めるとともに、異常気象への対策を推進します
◇東横線代官山駅、武蔵小杉駅および横浜駅にホームドアを設置します
◇渋谷駅や菊名駅改良工事等によるバリアフリールートの複数整備など利便性向上を図ります
当社は、2014年度に鉄軌道事業で総額432億円の設備投資を行います。鉄道事業者の最重要の責務である安全対策に一層注力するとともに、すべてのお客さまが快適に東急線をご利用いただけるよう、サービス向上などに積極的に取り組みます。
○安全対策とサービス向上の取り組みに、380億円を投資します
本年2月に発生した東横線元住吉駅列車衝突事故の原因は現在調査中ですが、事故を教訓に安全体制をさらに強化し、事故防止に努めます。
大規模地震の減災対策では、引き続き駅、高架橋・橋梁などの耐震補強工事を推進するとともに、構築物の健全性向上のために高架橋やトンネル等の長寿命化工事も行います。また、異常気象への対策検討を推進し、落雷対策としての避雷設備の増強などに取り組みます。
ホーム上の安全対策については、東横線代官山駅、武蔵小杉駅および横浜駅にホームドアを設置するほか、固定式ホーム柵も引き続き設置します。その他踏切の安全対策など、安全・安心にご利用いただける東急線を目指します。
利便性向上に向けた取り組みとして、渋谷駅では4月に創設した「渋谷ちかみちラウンジ」に続き、駅施設のリニューアル、エスカレータやエレベータなどの増設を行います。また、わかりやすく快適な地下空間を形成し、街の活性化に寄与できるよう、さまざまなサービスの提供、施設の改善に取り組みます。本年2月の大井町線下神明駅のエレベータ供用開始により、東急線全駅でバリアフリールートが確保されました。引き続き、エレベータの増設やトイレの改修など皆さまが安心・快適に利用できるように整備を進めるほか、一層環境に配慮した東急線を目指し、各駅の照明のLED化を積極的に推進します。
○輸送力増強への取り組みには、52億円を投資します
東横線では、祐天寺駅での優等列車の通過線設置工事などを進めます。また、昨年3月に開始した東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に伴い、不要となった東横線旧渋谷駅および渋谷高架橋などの撤去工事を行います。
2014年度設備投資の詳細は別紙のとおりです。
2014年5月15日
2014年度の鉄軌道事業設備投資計画
駅・高架橋の耐震補強やホームドア設置など、総額432億円
東京急行電鉄株式会社
本件・別紙資料
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