美しい時代へ-東急グループ 東急

ニュースリリース

2014年4月01日

東急グループ代表越村敏昭(東京急行電鉄代表取締役会長)
2014年度 東急グループ合同入社式メッセージ【要旨】

東急グループ

1.日時2014年4月1日(火)11:00~

2.内容2014年度東急グループ合同入社式における
東急グループ代表・越村 敏昭(東京急行電鉄株式会社取締役会長)によるメッセージ(要旨)
※東急グループでは毎年、首都圏の会社を中心に合同で入社式を開催しています。
○参加会社:東京急行電鉄、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブル、東急建設、世紀東急工業、東急レクリエーション、東急百貨店、東急ストアなど44社
○参加人数:926人

【東急グループの一員として認識すべき「安心」と「信頼」】
東急グループは、「美しい時代へ」をグループスローガンに掲げ、交通事業を基盤とした街づくりを中心に、不動産事業、百貨店などの生活サービス事業、ホテル・リゾート事業、ビジネスサポート事業など、お客さまの生活に密着した幅広い分野で事業を展開しています。

本日から、皆さんにはこのように多岐にわたる事業の大切な一部を担っていただくわけですが、今後、心に留めておいていただきたいキーワードがあります。それは、「安心」と「信頼」です。

お客さまや社会から寄せられる「安心」と「信頼」は、諸先輩方が長い年月をかけて獲得してきたものであり、東急グループの成長の礎になっています。しかし、先般の東横線元住吉駅での列車事故では、何万人という、多くのお客さまにご迷惑をおかけする結果となりました。お客さまの信頼を回復すべく、われわれ経営者を含めた全役職員が、改めて「安心」と「信頼」を肝に銘じ、事業に取り組んでいかなければなりません。時代とともに、お客さまが求める商品、サービスが変わっても、東急グループの基盤が「安心」と「信頼」であることに変わりはありません。

入社当初は上司、先輩の指導に沿って、確実に業務を進めることから始まりますが、その後、自分の仕事に対して、お客さまはどう感じているか、どうしたら改善できるかなどを意識する中で、「会社は自分に何をさせてくれるのか」という受け身の姿勢ではなく、「自分に何ができるのか」を考え、臆することなく実力を発揮していただきたいと思います。「安心」や「信頼」を築くには、こうした日々の積み重ねが大切です。

昨年からの社会経済情勢は、政府の経済政策により、しばらくぶりに明るさが戻ってきました。また、2020年には、オリンピック・パラリンピック大会の東京開催が決定し、今後、外国人を含む多くの人々が東京をはじめとした各地を訪れることになり、東急グループにとっても明るい話題として期待しています。一方、東日本大震災から3年が経過しましたが、被災地では、原発問題など、大きな課題も残り、復興に向けた活動が当分続きます。さらに我が国は、先進国でも例を見ないスピードで進む少子高齢化と、生産年齢人口の減少により、市場は大きな変革期を迎えています。

こうした時代の変化に的確に対応するためには、総合的かつグローバルな視野に基づき、新しい分野に挑戦 していくことが求められます。東急グループが、これまで蓄積してきた街づくりのノウハウを生かし、成長著しいベトナムやインドネシアなど、アジア新興国において、これらの地域の発展に貢献できるような新たなビジネスを展開 しているのは、その一例です。

今後、社会人となった皆さんには、これまで学校の試験のように、正解があるとは限らない課題に取り組むことも 生じてきます。その対応のために、情報やデータに基づく想像力や応用力を身につけ、相手との意思疎通を図るコミュニケーション能力を磨いていただきたいと思います。こうして培った「総合的な人間力」を兼ね備えた人材こそが、東急グループの将来を切り開いていくことになると考えています。

皆さんが、これからの長い、かけがえのない人生を有意義に過ごし、大いに成長され、そのことが東急グループの成長にも繋がることを心から願っています。

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