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お知らせ

2025年9月12日

まちづくりプラットフォームアプリ「common」における武蔵野市エリアで
「市民目安箱」設置の本運用を9月12日から開始

~市民と行政のデジタル上の相互コミュニケーションを可能にすることで、市民の声からまちが変わります~

当社は、2024年8月1日に「市民同士の自律的なコミュニティ形成等に向けたデジタルを活用した仕組みづくりに関する協定書」を武蔵野市と締結し、2024年9月1日から本年2月末まで、当社が提供するまちづくりプラットフォームアプリ「common(以下、本サービス)」内に試験的に武蔵野市が実施する「市民目安箱」を設置し、より幅広く市民の意見や潜在的なニーズを収集・把握する新たな市民参加の仕組みづくりに取り組みました。今般、市民の声の収集に一定の効果が確認できたため、本年9月12日(金)から本サービスにおける武蔵野市エリアで「市民目安箱」設置の本運用を開始します。

本サービスは、自律的な地域経済・コミュニティの支援による持続可能なまちづくりの実現に向けて、当社が2021年より提供を開始したアプリで、対象エリアは東急線沿線全域のみならず沿線外にも拡大しています。本サービスのユーザーはメインエリア・サブエリアを選択し、そのまちの情報を共有する「投稿機能」や、不要品を譲り合える「譲渡機能」など地域住民同士のコミュニケーションを支える機能を利用することができます。累計ダウンロード数は本年5月末に20万件を超え、昨年度の年間総コミュニケーション数※は100万件に上るなど、住民間の自律的なコミュニティを醸成しています。

武蔵野市との協定に基づき、市に対して自由にコメントができる「市民目安箱」を本サービスの投稿機能内に試験的に設置しましたが、期間中の武蔵野市全域での新規ダウンロード数は3,000件を超え、20代~70代の幅広い世代から、治安、地域交流の促進、子育て支援や福祉サービスに関しての要望など計223件の多岐にわたる声が寄せられました。市民からは、デジタル上の意見箱を設けたことへの好意的な反応や「本サービスを活用した声の収集でより住みやすいまちになることを願う」といった期待の声と、「市の対応状況も見られるとありがたい」といった改善希望も寄せられました。また、市からは「従来の声の収集法である市のHPへの投稿よりも幅広い層から多くの声を集めることができた」と評価されました。

今般本運用を開始するにあたり、市民と行政の相互コミュニケーション向上を目的に、試験期間中に寄せられた声への対応内容を市の公式サイトおよび市報で公開し、本運用開始後に寄せられた声についても定期的に発信します。また、新たに武蔵野市市長アカウントを作成し、「市民目安箱」に寄せられた声に対して市長から直接コメントを受け取ることが可能になります。
武蔵野市とは、吉祥寺駅南口のまちづくりにおいても本サービスを活用した情報発信や意見収集などを予定しており、引き続き連携していきます。

本サービスの活用で、市民と行政のデジタル上の相互コミュニケーションを可能とし、市民の声を幅広く効率的に収集し、行政施策の透明性や納得感を高めることで、より持続的な対話の実現に取り組みます。今後は、東急線沿線をはじめとした他自治体での展開も視野に入れ、各地のまちづくりに貢献していきます。

  • 投稿数やコメント数、利用者間のメッセージ数などを合算したアプリ上でのコミュニケーション総数。
「市民目安箱」イメージ
「市民目安箱」イメージ