当社は、大井町線各駅停車用の車両として導入の準備を進めていた5両編成の「6020系(以下、本車両)」の営業運転を2025年7月2日(水)から開始します。さらなる快適性と安全性を追求した本車両は、2027年頃までに18編成計90両を順次導入し、現在大井町線の各駅停車で使用している9000系および9020系の全てを本車両に置き換える予定です。7月2日から営業運転を開始する1編成目(6151編成)には、大井町線の乗務員がデザインした記念ヘッドマークステッカーを掲出します。掲出期間は2025年12月頃までを予定しています。
本車両は、すでに大井町線急行列車用の車両として使用している「6020系(7両編成)」とエクステリアデザインが同一であるため、各駅停車用の5両編成であることを識別いただけるよう、先頭車前面には5両編成を示す「5CARS」ステッカーを、加えて車両側面のドア横には青色ステッカーを貼り付けています。
2018年に導入した田園都市線の「2020系」および大井町線急行列車用の「6020系(7両編成)」、2019年に導入した目黒線・東急新横浜線の「3020系」からなる「2020系シリーズ」と同様に、車内には快適性を高めるため空気清浄機を設置し、座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用しました。また、ドア上に配置するデジタルサイネージでは、多言語案内の充実を図るとともに、ニュースや天気予報など充実した情報サービスを提供します。
安全面では、車両機器を常に監視できる大容量情報管理装置を採用しており、車両故障の未然防止を図ることで運行のさらなる安定化を実現します。また、9000系および9020系と比べ騒音の低減や使用電力の削減を実現する環境に優しい車両です。




