美しい時代へ-東急グループ 東急

ニュースリリース

2023年2月22日

多摩田園都市エリアで自動運転モビリティを遠隔監視により運行管理する実証実験を実施
~遠隔監視×自動運転で、移動ニーズへの対応やドライバー不足など社会課題の解決を目指します~

東急株式会社
東急バス株式会社

東急株式会社(以下、「東急」)と東急バス株式会社(以下、「東急バス」)は、自動運転車両を遠隔監視により運行管理する実証実験(以下、「本実験」)を3月7日(火)から13日(月)までの期間、多摩田園都市エリアにおいて実施します。本実験では、技術の検証に加え、近隣住民をはじめとした一般の方に自動運転車両にご試乗いただき、アンケートやインタビューを実施して、移動に関する課題・ニーズを把握し、解決していくことで、東急線沿線の生活環境のさらなる向上を図ります。

コロナ禍以降、働き方やライフスタイルの変化に伴い、移動に関するニーズは多様化しています。さらに、多摩田園都市エリアなどの郊外住宅地では、高齢化が進んでいることに加え起伏の多い丘陵地帯が多いことから、「移動」に関してこれまで以上のきめ細やかなサービスが求められています。一方で、運輸・物流業界ではドライバー不足やドライバーの高齢化が、今後ますます深刻化していくことが予想されています。
東急は、これらの課題解決のひとつとして、遠隔監視に自動運転技術を組み合わせる新しい技術の検証を2020年より実施しており、昨年9月には多摩田園都市エリアで東急バスおよび東急による自動運転の技術実証を実施しました。本実験では、そのノウハウを活用し、遠隔監視設備を東急バス虹が丘営業所内に構築したうえで、1人の遠隔監視者で1台の自動運転車両を運行管理することが可能か検証します。

本実験を踏まえ、将来的には1人の遠隔監視者が複数台の自動運転車両を運行管理することで、従来の路線バスを中心とした地域交通に加え、社会課題の解決に繋がる新たな移動サービスの可能性を検討します。さらに、これらの技術を発展させ、移動サービスにとどまらない新たな事業への展開を目指します。

なお、本実験にあわせ、東急および企業、行政、教育機関が連携して運営する新たなまちづくりの拠点 「nexusチャレンジパーク早野」でイベントを開催します。自動運転車両の乗降ポイントに「nexusチャレンジパーク早野」を設定し運行することで、多くの方に本実験に参加いただき、移動に関する課題・ニーズの検証を広く実施します。

今後も東急、東急バスは東急線沿線の交通をはじめとした課題の解決や新たな価値提供を進めていくことで、「選ばれ続ける東急線沿線」の実現を目指します。
本実験の詳細は別紙の通りです。

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本件・別紙資料 (546.06 KB)