2018年3月、田園都市線に登場した2020系は、2020年の東京オリンピック、さらに2022年の当社創業100周年に向けて、田園都市線により親しみを持っていただき、沿線の街や駅と調和する車両にすることを目的に命名されました。2020系と、同じく2018年3月に大井町線に登場した6020系は、基本的な設計を共通化しています。車内には「ナノイー※」方式の空気清浄機を設置し、座席はハイバック仕様を採用。デジタルサイネージでは多言語案内や豊富な情報サービスを提供しています。安全面では、車両機器を常に監視できる大容量情報管理装置により、車両故障の未然防止や運行のさらなる安定化を実現するほか、防犯カメラの設置により車内のセキュリティを高めています。さらに騒音や使用電力を低減するなど、沿線環境にもやさしい車両です。※「ナノイー」はパナソニックの商標です。2002年5月、「人と環境に優しい車両」をコンセプトとして田園都市線に登場しました。機器の多重系化により信頼性が向上した、高性能の車両です。車体の軽量化により、走行時の騒音を低減するとともに、使用電力量を従来の主力車両に比べて約40%削減しています。ホームと車両の出入口の段差縮小や吊り手の一部と荷棚を低くするなどバリアフリー化を図るとともに、熱線吸収·紫外線カット窓ガラスの採用、冷房効率のアップなど、お客さまに快適にご利用いただけるよう配慮しています。また、当社の車両では初めて、停車駅や乗換案内を表示する液晶ディスプレーをドア上に設置し、お客さまの利便性向上に努めています。現在は、目黒線、東横線でも活躍しています。(左)6020系車両、(右)2020系車両車両紹介2007年12月、池上線·東急多摩川線に登場しました。5000系をベースに、18m車3両編成のワンマン運転仕様にしました。2両目の両端に3人がけのセミクロスシートを設置し、ベビーカーや大きなお荷物などとともにご乗車になるお客さまのためのフリースペースを設けるなど、快適性を向上させています。1988年に東京メトロ日比谷線との相互直通運転のために導入した車両で、7200系以来の18m車両です。現在は、池上線と東急多摩川線で活躍しています。7000系 1000系2008年3月、大井町線の急行列車用に登場しました。田園都市線などで活躍している5000系をベースに製作しており、外観は、都会的なシャープさと先進性を表現したスタイリッシュな流線型で、スピード感を演出するラインをあしらいました。また、座席幅を従来の車両より10mm広げて460mmにしたほか、車いすスペースには2段手すりを設置するなど、より一層のバリアフリー対策をほどこしています。2017年度には混雑緩和と利便性向上を目的として、6両編成から7両編成に増結を行いました。6000系2020系・6020系5000系80
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