TOKYU CORPORATION 2017-2018
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2016年12月、戸越銀座駅は木のぬくもりと香りあふれる新駅舎へとリニューアルしました。開業から約90年の年月を刻んできた趣ある木造駅舎の雰囲気を継承することを目指し、改修プロジェクトは「木になるリニューアル」と命名されました。東京都多摩産の木材使用で、環境への配慮を実現「木になるリニューアル」では、木材使用により建設時CO2を約100t削減する他、木材の炭素貯蔵機能により約70tのCO2削減に寄与しています。また東京都で生産される多摩産材を利用したことで、森林資源の循環を促進し、東京都の森林・環境保全に貢献しました。本事業の一部は、当社が「平成27年度東京都森林・林業再生基盤づくり交付金事業」において採択を受け、同事業の補助により実施したもので、都内の鉄道施設としては初の事例となりました。また、多摩産材の原産地見学や植林を行うツアー、駅への想いを綴るお別れイベントなどを地域と連携しながら実施し、社会・環境学習や地域交流の場も提供しました。池上線 戸越銀座駅「木になるリニューアル」東急グループ各社が推進するさまざまな環境活動をより多くのお客さまにご理解いただくために、2000年から「WE DO ECO.」という統一的なキャッチフレーズで広告シリーズを展開しています。資源のリサイクルや緑化活動などの環境に関するさまざまな取り組みを、ポスターやホームページなどで紹介しています。当社および東急グループは、環境経営を推進し、事業における環境負荷を低減するため、積極的に環境課題に取り組んでいます。当社の環境への取り組みについての詳細は、オフィシャルサイト「環境報告書」をご覧ください。www.tokyu.co.jp/csr/tkk_kankyo/環境への取り組み鉄軌道事業や不動産事業をはじめとして、当社全体のCO2排出量の削減に努めています。鉄道事業のCO2削減に向けた取り組みについては、P.25の「鉄道の環境配慮」をご覧ください。 環境をテーマに地域や社会とのコミュニケーションを進め、地域全体での環境保全を目指します。次代を担う子どもたちへの環境教育次代を担う子どもたちへ向けた、環境教育用普及啓発の小冊子を2016年度より発行しています。『みど*リンク』アクション公募によって寄せられた地域の緑化活動の企画の中から、特にすぐれた企画に当社が支援を行うことで、「みどり」をきっかけにしたまちづくり・コミュニティーづくりを応援する活動です。当社が審査により選出したグループそれぞれの取り組みに対し、企画規模などを勘案し、1グループ10万円から100万円相当の物品などでの支援を行います。この活動により、「みどり」の取り組みが「リンク」し、ますます“豊かで元気あふれる街”になり、未来につながっていくことを地域の皆さまとともに目指します。CO2削減に向けた取り組み環境コミュニケーションWE DO ECO.戸越銀座駅リニューアル編こども環境報告書2017環境省と一般財団法人地球・人間環境フォーラムが主催する「第20回環境コミュニケーション大賞」において、当社の「環境報告書2016」は、優れた環境報告書のひとつとして「環境報告書部門」で「優良賞」を受賞しました。環境コミュニケーション⼤賞59

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