TOKYU CORPORATION 2017-2018
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シラチャでの日本人向け賃貸住宅事業2014年にタイ王国の大手財閥であるサハグループと、「合弁会社サハ東急コーポレーション」を設立し、 同国チョンブリ県シラチャ郡における日本人向け賃貸住宅事業を推進しています。日本人駐在員とその家族を主たる顧客とする総戸数180戸の賃貸住宅「ハーモニック レジデンス シラチャ」を展開しており、この物件は2017年4月、ミキハウス子育て総研による「子育てにやさしい住まいと環境」に海外で初めて認定されました。敷地内での歩車分離や緑豊かな遊歩道の設置 など、当社が培ってきた開発のノウハウを生かし、 安心・快適に住まうことができる環境の実現が評価されたものです。タイ・シラチャは、日本企業をはじめとした外資企業による工場進出も多いエリアで、バンコクに次いで日本人が多く暮らしています。今後さらなる発展が見込まれるシラチャで運営することにより、日本人駐在員とその家族が安心して暮らせる快適な住まいを提供しています。タイでの住宅事業バンコクでの分譲住宅事業2017年8月にタイ王国の大手デベロッパーである、サンシリ社とバンコク都における分譲住宅事業実施のため、サハ東急とともに「Siri TK One Company Limited」を設立しました。また、バンコク都スクムビット地区において、コンドミニアムプロジェクト「taka HAUS(タカ ハウス)」に着手しています。スクムビット地区は、商業施設や高層コンドミニアムが集積する閑静な住宅街で、通勤通学が便利であることからタイ人には特に人気があります。このプロジェクトは、都心に通勤するタイ人や、外国人駐在員への賃貸を目的とするタイ人・外国人投資家などをメインターゲットとした269戸のコンドミニアムで、2019年の竣工を予定しています。タイで住宅開発の豊富な経験を持つサンシリ社の ブランド力やノウハウとともに、多摩田園都市などのまちづくりで培った当社のノウハウを生かし、スクムビット地区ならではのライフスタイルをお客さまに 提案します。西豪州·ヤンチェップ地区緑豊かな遊歩道コンドミニアムプロジェクト「taka HAUS(タカ ハウス)」西オーストラリア州の州都パースから北へ50~65kmの海岸沿いに位置したヤンチェップ地区でプロジェクトを実施しています。同地区で、当社子会社のヤンチェップ サン シティとセント アンドリュース プライベート エステートがそれぞれ豪州企業との合弁で宅地開発(2016年末までに約1,500区画分譲済)および雇用創出のための都市開発を行っています。2017年9月には研究教育機関の集積により、政・産・ 学を巻き込んだビジネス創出を目的としたオフィス ビル「Y・hub」を建設し、西オーストラリア大学が主導するCo-Operative Research Centre(CRC)※のほか、職業訓練学校やCo-working Spaceを誘致しました。西豪州・ヤンチェップ地区における宅地開発事業、都市開発事業※CRC:連邦政府が認定する産業競争力向上のための産学連携の研究助成プログラム。Y・hub外観47

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