TOKYU CORPORATION 2015-2016
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コンプライアンス経営は、単に企業の不祥事の防止という意味にとどまるものではなく、企業価値の向上を実現し、お客さまに選ばれるブランドであり続けるために不可欠な要素です。 当社および東急グループでは、2002年1月に「東急グループコンプライアンス指針」を制定し、コンプライアンス推進の体制構築を進めるとともに、同年4月には、当社役員・従業員の行動の基本原則として「東京急行電鉄行動規範」を制定(2006年に改定)しました。なお、この行動規範を周知徹底するため、新入社員集合研修においても、コンプライアンスの重要性を柱とした講義を行っています。また、不正·不祥事を含むコンプライアンス上の課題の早期発見、是正を図るため、法令違反、社内規程違反などに関する通報や、コンプライアンス的に問題と思われる行為などに関する相談を受け付ける内部通報窓口「東急電鉄ヘルプライン」を設置しており、当社およびグループ会社の従業員からの通報·相談に対応しています。従業員の目に触れる機会の多い場所にポスターを掲示することで「東急電鉄ヘルプライン」の周知に努めています。当社および東急グループは、以前から企業市民として、その社会的責任の重要性を認識し、グループ全体でコンプライアンスに取り組むとともに、環境保全活動や各種社会貢献活動を継続するなど、CSR経営を積極的に推進しています。2002年1月の「東急グループコンプライアンス指針」の制定を皮切りにさまざまなCSR活動を進めており、2008年2月には「グループ内部統制ガイドライン」を制定しています。ここでは、グループ各社が自律的にCSRを推進するために内部統制が重要であることを強調し、主に各社の経営層が具体的に何を行うべきか、指針となることがらを述べています。これらの一連の取り組みを通じ、企業の持続的成長を果たし、企業価値の最大化に努めています。コンプライアンスCSR推進活動東急電鉄ヘルプライン周知ポスターお客さまが求める価値を追求し、社会的に有用な商品・サービスを安全性や個人情報・顧客情報の保護に十分配慮して開発、提供するために 1. お客さまの安全の確保 2. お客さまの「声」に対する適切な対応 3. お客さまの立場に立った商品·サービスの提供 4. 情報の積極的な活用と守秘すべき情報の保護 5. 確実かつ責任のある業務の遂行 6. 公正かつ透明な意思決定 7. 会社財産の保護 8.「東急」ブランドの保護公正、透明、自由な競争ならびに適正な取引を行う、また政治、行政との健全かつ正常な関係を保つために 9. 法令遵守の徹底10. 適法で公正な事業活動11. インサイダー取引の禁止12. 最適な調達活動13. 贈賄の禁止と節度ある接待·贈答14. 知的財産の尊重株主、投資家はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示するために15. 適時·適切·公平な情報開示16. 適正な会計処理と報告事業活動において人権を尊重し、従業員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現するために17. 人権の尊重18. 健全かつ安全な職場環境の確保環境問題への取り組みは人類共通の課題であり、企業の存在と活動に必須の要件であることを認識し、自主的、積極的に行動するために19. 環境との調和「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動を行うために20. 企業市民としての地域社会との共生市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体と断固として対決するために21. 反社会的勢力との関係拒絶東京急行電鉄行動規範1.3.4.2.5.6.7.50

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