TOKYU CORPORATION 2015-2016
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次世代につなぐ、未来のまちづくり 次世代郊外まちづくり横浜市と当社が2012年4月に締結した「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定に基づき、田園都市線沿線の住宅地を舞台に、大都市近郊の郊外住宅地が抱えているさまざまな課題に対して、地域住民・行政・大学・民間事業者の連携、協働によって解決していく、従来にない住民参加型・課題解決型プロジェクトです。これまでに、たまプラーザ駅北側地区(横浜市青葉区美しが丘1・2・3丁目)をモデル地区に選定し、住民創発プロジェクトや地域のエネルギーマネジメントに向けた取り組みなど、さまざまな活動を進めてきました。協定締結から4年目を迎え、「次世代郊外まちづくり」はさらに具体的な取り組みを推進していきます。2015年度のリーディング・プロジェクト(基本構想に基づく6つの実行計画)2015Project1地域のエリアマネジメントに向けた仕組みづくり地域に関わるさまざまな組織・グループがともにまちづくりに取り組めるよう、さまざまな主体による活動のネットワーク化を進めます。2015Project3まちぐるみの保育・子育てネットワークづくり子育てしやすいまちを目指し、保育・子育てに関わるさまざまな主体が連携・協働していくためのネットワーク構築を進めます。2015Project5住宅団地・社宅等の再生と商店街と連携したまちの賑わいづくりー「コミュニティ・リビング」モデル・プロジェクトの実現ーコミュニティ・リビングの実現を目指し、モデル地区内を中心に、企業社宅の再開発について民間事業者との連携・協働による取り組みを進めるとともに、田園都市線沿線の住宅団地・社宅などの再生の仕組みや、空き家の流通促進や活用、商店街と連携したまちのにぎわいづくりについても検討を進めます。2015Project2地域のエネルギーマネジメントに向けた仕組みづくり新エネルギーや水素などを活用した自立分散型エネルギー拠点の検討などを通じて、既成市街地でのスマートコミュニティづくりを推進します。2015Project4地域包括ケアシステム「あおばモデル」パイロット・プロジェクト安心して住み続けられる街を支える医療・介護の連携促進と情報インフラのパイロットモデル構築を進めます。2015Project6公的資源の新たな活用の仕組みづくりー健康・移動・教育・防災等の推進ー公園・遊歩道を活用した「健康づくり歩行者ネットワーク」の検討や、学校との連携など、公的資源をこれまで以上に有効に活用するための新たな仕組みづくりを進めます。官民が連携し渋谷の街の魅力づくりに取り組む「渋谷駅前エリアマネジメント協議会」が手がける、「SHIBUYA +FUN PROJECT」に参画しています。開発事業の工事期間中から、工事現場の仮設通路などの装飾により、渋谷の街のにぎわいを創出。「遊び心で、渋谷を動かせ。」をコンセプトに、地域の団体などとも協力した情報発信などの活動により、渋谷を訪れる人や暮らしている人が、この街を“世界一”と思っていただくことを目指します。当社では、川崎市内においても東急多摩田園都市の開発や武蔵小杉の再開発事業などを進めてきましたが、開発から50年以上経過する地域もあり、今後沿線住民の高齢化や建物の老朽化の進展が予想されます。これらを踏まえ、川崎市と当社は、2015年6月に両者が持つノウハウや資源、強みなどを生かして、駅を中心としたまちづくりと沿線地域の特性に応じた利便性の充実や暮らしを支える持続可能なまちづくりに向けた取り組みを連携して推進していくために、東急線沿線を対象に包括連携協定を締結しました。渋谷の街の魅力づくり「SHIBUYA+FUN PROJECT」誰もが暮らしやすいまちづくりを目指して川崎市との包括連携協定沿線の街の活性化事業渋谷横浜川崎32

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