TOKYU CORPORATION 2013-2014
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車両紹介2002年5月、「人と環境に優しい車両」をコンセプトとして田園都市線に登場しました。機器の多重系化により信頼性が向上した、高性能の車両です。車体の軽量化により、走行時の騒音を低減するとともに、使用電力量を従来の主力車両に比べて約40%削減しています。ホームと車両の出入口の段差縮小や吊り手の一部と荷棚を低くするなどバリアフリー化を図るとともに、熱線吸収・紫外線カット窓ガラスの採用、冷房効率のアップなど、お客さまに快適にご利用いただけるよう配慮しています。また、当社の車両では初めて、停車駅や乗換案内を表示する液晶ディスプレーをドア上に設置し、お客さまの利便性向上に努めています。現在は、目黒線、東横線でも活躍しています。5000系2008年3月、大井町線の急行列車用に登場しました。田園都市線などで活躍している5000系をベースに製作しており、外観は、都会的なシャープさと先進性を表現したスタイリッシュな流線型で、スピード感を演出するラインをあしらいました。また、座席幅を従来の車両より10mm広げて460mmにしたほか、車いすスペースには2段手すりを設置するなど、より一層のバリアフリー対策をほどこしています。6000系2007年12月、池上線・東急多摩川線に登場しました。5000系をベースに、18m車3両編成のワンマン運転仕様にしました。2両目の両端に3人がけのセミクロスシートを設置し、ベビーカーや大きなお荷物などとともにご乗車になるお客さまのためのフリースペースを設けるなど、快適性を向上させています。7000系目黒線と東京メトロ南北線・都営三田線との相互直通運転(2000年9月開始)に向けて1999年4月に登場しました。お客さまからのご意見や、乗務員・検修係員の声を反映し、「すべてにやさしく美しい車両」をコンセプトに開発しました。車内は落ち着いた色調がベース。吊り手の一部や荷棚を低くし、車内外の気温を検知して最適な車内温度に制御できる冷房装置を搭載した初めての車両です。3000系1992年、田園都市線の輸送力増強にともない導入された車両です。「人にやさしい電車」を目指して、握り棒の増設や新しいデザインの貫通扉・シートを導入するなど通勤電車のアメニティーを追求した車両として登場しました。2000系9000系をベースに、東京メトロ日比谷線乗り入れ車両として1988年に導入した車両で、7200系以来の18m車両です。現在は、池上線と東急多摩川線で活躍しています。 1000系70

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