TOKYU CORPORATION 2013-2014
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当社の歴史は、1922年9月2日の「目黒蒲田電鉄株式会社」の設立に始まります。目黒蒲田電鉄は、1918年に田園調布・洗足などの街づくりのために設立された「田園都市株式会社」の鉄道部門を分離独立し、発足したもので、その後、同社を合併、さらに池上電気鉄道、東京横浜電鉄などを吸収合併し、鉄道業の基盤を固めていきました。そして、逐次、沿線開発という事業趣旨から、流通事業、開発事業、観光サービス事業、文化事業などを付随して誕生させ、現在の東急グループの基礎を築いてきました。1939年10月に商号を「東京横浜電鉄株式会社」に変更、さらに戦時中の1942年5月、陸上交通事業調整法に基づいて、「京浜電気鉄道(現:京浜急行電鉄)」、「小田急電鉄」を合併し、現在の商号「東京急行電鉄株式会社」に改称しました。1944年5月には「京王電気軌道(現:京王電鉄)」も合併し、大東急時代として、一時代を築いたこともありました。しかし、戦後は経済民主化による過度経済力集中排除法の趣旨にのっとって会社再編成を行い、1948年に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)、京浜急行電鉄、小田急電鉄を分離し、同様の趣旨から当社の一事業部門であった百貨店業も東横百貨店(現:東急百貨店)として独立しました。当社発祥の原点は田園調布・洗足に代表される“街づくり”ですが、1953年には「城西南地区開発趣意書」を発表し、その構想に基づいて、1960年代、1970年代と東急多摩田園都市の建設、田園都市線の敷設と、総合的な“街づくり”に向けて大規模なプロジェクトに取り組んできました。2000年4月に東急グループ経営方針を発表して以来、2度の経営計画において「健全性の回復」を最優先に掲げ、「選択と集中」による東急グループ内の事業の再編成を進めました。現在は事業の成長に軸足を置いた成長戦略を推進しています。沿革田園都市武蔵電気鉄道東京横浜電鉄神奈川自動車東横乗合城南鉄道目黒自動車運輸池上電気鉄道荏原電気鉄道芝浦乗合自動車目黒蒲田電鉄1910.6.22設立1918.9.2設立1918.1設立1917.6.24設立1923.4事業開始1930.1.19設立1922.9.2設立1922.9.2鉄道部門を分離1913.2合併1928.5.5合併1934.10.1合併193712.1合併1929.2合併1928.10.1設立1936.11.1合併1924.10.25商号変更56

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