TOKYU CORPORATION 2013-2014
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転落防止ゴムと転落報知器 ホームと車両のすき間が広く開いている箇所を中心に、お客さまの線路転落を防止する転落防止ゴムの整備を進めています。また、万が一お客さまがホームと車両の隙間に転落した際などに、センサーが作動して駅係員や乗務員に転落を知らせる転落報知器を、ホーム下に設置しています。非常停止ボタンの設置 線路転落による事故などを防ぐため、ホームに非常停止ボタンを設置しています。お客さまがホームから線路に転落した場合などに、ボタンを押すと付近の列車が緊急通報を受信し、運転士のブレーキ操作により緊急停止し、事故を未然に防ぎます。この装置は、世田谷線、こどもの国線、ホームドアが設置されている駅を除くすべてのホームに設置しています。 現在、非常停止ボタンを増設するとともに、案内看板のデザイン変更を進めています。視認性を向上させ、ボタンの設置位置をさらに分かりやすくご案内します。さまざまな安全対策ホームドアの設置  安心して東急線をご利用いただけるよう、ホームからの転落事故防止策を進めており、目黒線全駅と東横線渋谷駅、大井町線大井町駅にホームドアを設置しています。2013年度は、中目黒駅と学芸大学駅にホームドアを設置します。東横線渋谷駅のホームドア非常停止ボタン案内看板非常停止ボタン安全柵の増設 ホームドアが整備されるまでの間の転落抑止策として、安全柵の整備を進めています。田園都市線をはじめ、東横線・大井町線にも順次、設置を進めています。安全柵昇降式ホームドアの検証 2013年9月から、つきみ野駅下りホームで昇降式ホームドアの検証を実施しています。日本信号(株)の開発に当社が協力して検証を実施し、実用性、耐久性などを確認しています。約10m間隔で設置した柱の間に張られたワイヤーロープが列車の到着・出発に合わせて昇降するタイプで、扉数の異なる車両が混在している路線に導入できるホームドアとして、今後の展開の可能性について検討していきます。ホームドア下降時(イメージ)ホームドア上昇時(イメージ)ホーム側面に取り付けた転落防止ゴム人が見守るホームの安全 ホームドアやホーム安全柵が整備されるまでの安全対策として、ホーム安全要員(鉄道警備隊)を配置し、お客さまの安全を見守っています。駅構内の防犯体制 駅構内の状況確認や犯罪抑止を目的として、主にホーム、改札口、券売機、定期券うりばに防犯カメラを設置しています。また、駅係員による構内巡回を強化するとともに、主要駅には警備員を配置し、安全確保に努めています。防犯カメラ駅の警備15

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