TOKYU CORPORATION 2012-2013
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中期3か年経営計画 本計画の人口推計では、東急線沿線17市区の人口は、2025年に535万人となり、ピークを迎えると予測されています。また、人口に占める高齢者の比率が上昇し、絶対数も増加していきます。このような人口の質的・量的変化に対応し、引き続き、子育てファミリーや若年層を沿線内に流入・定着させること、高齢者の生活ニーズに応えることが、課題となります。 世界に目を移すと、アジア新興国のGDPの伸びが顕著であり、今後は都市化の進展とともにショッピング、旅行、住宅などの需要が拡大していくものと考えられます。 こうした新たな需要を取り込むため、現地での都市開発事業の展開や、「日本」「東京」「渋谷」などを、国際的にアピールすることが重要となります。中長期ビジョン10年後のビジョン(2022年にありたい姿) 当社の、10年後に目指す姿を見据え「東急沿線が選ばれる沿線であり続ける」「ひとつの東急として、強い企業集団を 形成する」という2つの中長期ビジョンを定めました。 「選ばれる沿線」実現のため「3つの日本一」を目指し、「ひとつの東急」実現のため、東急グループ全体での連携強化と グループワイドな展開を目指します。東急沿線が「選ばれる沿線」であり続ける1 日本一住みたい沿線 東急沿線 2 日本一訪れたい街 渋谷 3 日本一働きたい街 二子玉川「ひとつの東急」として、強い企業集団を形成する事業環境全体戦略地域の生活価値を創造し続ける事業展開・少子化・高齢化に伴うワーク&ライフスタイルの変化に対応・街の総合プロデューサーとして、交通・不動産・生活サービスを担う・地域の魅力を向上させる商品・サービスを提供し続ける渋谷駅街区・南街区開発、二子玉川再開発(第2期事業)、次世代郊外まちづくり、ホーム・コンビニエンスサービス事業・東急多摩田園都市などで蓄積したノウハウを活かし、アジア諸国での都市開発事業に参画・渋谷など沿線大規模拠点への国内外からの誘客を促進ベトナム・ビンズン新都市開発、西豪州・インターナショナルキャンパスシティ構想、渋谷駅外国人観光案内所の設置、訪日観光客向けガイドブック発行戦略主旨.1街づくり戦略主旨.2 アウトバウンド/インバウンドアジア新興国の経済成長訪日外国人観光客の増加沿線人口の減少(2025年がピーク)縮小する消費規模変化する事業環境変化する事業環境消費を支える子育てファミリー・若年層の沿線内流入・定着拡大する高齢者市場への対応アジア新興国の経済成長の取り込み(海外市場への展開/インバウンド戦略)成長への鍵成長への鍵成長への鍵成長への鍵成長への鍵成長への鍵4

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