TOKYU CORPORATION 2012-2013
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東急沿線グリーニングキャンペーンから「『みど*リンク』アクション」へ 1972年から2011年までの約40年間で約22万3千本の苗木を配布し、東急線沿線の緑化を支援してきた「東急沿線グリーニングキャンペーン緑のプレゼント」は、「みどりをきっかけとしたまちづくり・コミュニティーづくり」を応援する活動「『みど*リンク』アクション」へと進化しました。 「『みど*リンク』アクション」は、「みどり」の取り組みが「リンク(つながり)」し、“豊かで元気あふれる街”になり、未来につながっていくことを地域の皆さまとともに目指す活動で、公募によって募集した企画に当社が支援を行うものです。新しい時代へ向け、緑化活動を通じてより豊かでより元気あふれる「これから先100年のまちづくり」の実現を目指します。環境に配慮した建物づくり●「東急キャピトルタワー」 周辺エリアを含めた都市景観の形成と地域生態系の保全や育成を念頭に開発計画を進め、タワー低層部の大規模な屋上緑化、斜面地の樹木保全や新たな植栽、既存街路樹と調和した植栽などを行いました。このような取り組みが評価され、財団法人都市緑化機構の「都市開発版SEGES(つくる緑)」第1号として認定を受けました。●「渋谷ヒカリエ」 吹き抜け部やエスカレーターシャフトを換気経路として活用した夜間換気や隣接する地下駅の自然換気を行うほか、建築物の熱負荷低減、高効率エネルギーシステムの導入、適切なエネルギーマネジメントなど、CO2 排出量削減に関するさまざまな施設計画上の試みが評価され、国土交通省「住宅・建築物省CO2 先導事業」に採択されています。また、さらなる環境負荷低減を目指して、賃貸オフィスフロアに(専用部・一般共用部ともに)LED照明を採用しています。●「東急ウェリナ大岡山」 居住者の生活リズムに合わせて朝夕の照明量の制御を行い、LED照明の採用により省電力化を図ることで、従来光源器具使用時との比較で、年間電力量および年間CO2 排出量ともに約50%削減できる見込みです。このサービス付シニア住宅「東急ウェリナ大岡山」の取り組みは、環境省主催の2010年省エネ照明デザインアワード・その他部門でグランプリを受賞しました。●「ドレッセ鷺沼の杜」 環境創造型の建築外構・造園設計を目指して敷地全体をひとつの「杜の街」ととらえ、街区の隅々まで庭園を配置しています。省エネルギーや省資源への配慮として、共有部分の照明の一部にLED照明を採用し、屋外照明では太陽光発電を利用したソーラー外灯を設置しました。  屋上緑化や屋上菜園(一部)、既存樹木の保存も含めて約30%の敷地緑化を実現しています。さらに当社の分譲マンションとしては初のカーシェアリングシステム、電動アシスト付自転車12台によるサイクルシェアシステム、工具などの備品シェアシステムも導入しました。災害時においても地域に貢献できる「街」を目指して、「防災倉庫」「マンホール型防災トイレ」「受水槽の緊急時利用システム」の設置、「インターホン緊急地震速報システム」「防災アクションプラン」の策定などもしています。●「スタイリオ武蔵小山」 賃貸住宅「スタイリオ」ブランドの14棟目として、2012年9月にオープンした「スタイリオ武蔵小山」では、全住戸に東京ガスのエネファームを導入しました。新築賃貸集合住宅への全住戸導入は、日本初の試みです(2012年8月現在 東京ガス調べ)。そのほか、共用部分の電気を太陽光発電でまかなうなど、環境に配慮した設備も導入しています。環境にやさしい街づくり東急キャピトルタワー 外構大岡山駅前「みんなの庭」づくり28

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