事故・障害 発生状況と事例

事故や障害を分析し、安全確保の取り組みにつなげています。
不測の事故や障害が発生した場合には、原因を徹底的に分析し、根本的な解決策を講じています。

事故・障害の発生状況

列車運行の安全性を高めるため、保安設備の設置や保守点検作業の質の向上などを図っていますが、不測の事故や障害が発生することがあります。東急線全線で2016年度に発生した事故・障害などの件数は36件でした。
事故・障害などの件数36件のうち人身事故等については26件でした。今後もホームや踏切での事故防止に努めていきます。
2016年度に発生した事故・障害などの件数の内訳は下記のとおりです。

鉄道障害等の事例

事例1:継目板折損によるレール開口

発生日時

2016年5月28日(土)2時40分頃

発生場所

田園都市線溝の口駅~梶が谷駅間

発生事象

夜間作業にて、係員が分岐器の目視検査を行ったところ、接着絶縁レール継目板の折損を発見したためレール交換作業を実施。

支障時分

1時間5分

運休本数

23本(上り15本、下り8本)

影響人数

約4,800名

原因

接着絶縁レール継目板の接着層が部分的に剥離しており、その隙間に雨水が浸透し、継目板の腐食を進展させたことによる。

対策

  • 全ての接着絶縁レール継目板の目視点検を実施し異常のないことを確認した。
  • 接着絶縁レール用応急処置器の導入配備(輸送障害時間の短縮)

事例2:信号用ケーブルより発煙

発生日時

2016年7月9日(土)17時31分頃

発生場所

田園都市線二子玉川駅付近

発生事象

レールに接続された信号用ケーブルが焼損し、発煙。停止信号が継続する状況となった。

支障時分

4時間9分

運休本数

94本(上り45本、下り49本)

影響人員

約80,000名

原因

信号用ケーブルの接続部が長期間にわたる列車振動等により、突起物と接触したことで損傷し、大きな電流がケーブルを流れたため。

対策

  • 類似箇所点検調査および必要に応じてケーブルを交換。
  • ケーブル敷設方法の見直し

事例3:機器故障による停止信号

発生日時

2016年8月16日(火)7時56分頃

発生場所

田園都市線桜新町駅付近

発生事象

断続的に停止信号となり、桜新町駅より上り列車が出発できない状況となった。

支障時分

32分

運休本数

100本(上り52本、下り48本)

影響人員

約156,000名

原因

列車位置を検知する機器の内部配線が、長期間にわたる振動等によって、疲労破壊し、断線したため。

対策

老朽設備の更新を前倒し実施。