環境への取り組み

鉄道事業では、地球環境や沿線の生活環境に配慮したさまざまな取り組みを行っています。

環境に配慮した駅・車両

照明のLED化

駅構内

2012年3月、自由が丘駅に高機能LED照明器具と照明制御、調光システムを全面的に導入しました。その後、溝の口駅、蒲田駅などでもLED照明化を実施し、二子玉川駅では駅空間を彩るフルカラーLED照明を採用することで、にぎわいとやすらぎを醸成する空間を演出しています。2017年3月末時点で59駅で導入が完了しており、2017年度は都立大学駅、荏原町駅などでLED照明化を実施する予定です。

  • フルカラーLED照明(二子玉川駅)

車両(車内)

2013年4月から、車内照明のLED化を進めています。LED車内照明を導入することで、従来の蛍光灯照明と同等の明るさを保ちながら、使用電力量を約40~50%削減することができます。2017年3月末時点で、東急線全営業車両の約73%にLED車内照明を導入しています。

東横線渋谷駅

自然換気システム(イメージ)

地下駅で駅全体の換気・空調を行う際のエネルギー低減のため、東横線渋谷駅では、換気に自然の力を利用しています。直結している「渋谷ヒカリエ」には屋外へつながる吹き抜けが設けられており、駅にも、冷房の排熱で暖められた構内の空気の通り路として、ホーム階から3層にわたる吹き抜けを設けました。熱い空気は、対流によって「渋谷ヒカリエ」の吹き抜けから外へ排出され、替わりに外の冷たい空気が導かれます。このような地下駅における大規模自然換気システムの採用は、世界初の試みです。

たまプラーザ駅

たまプラーザ駅

2009年10月、たまプラーザ駅は駅周辺開発計画の一環として、商業施設「たまプラーザ テラス」と一体化した駅舎としてリニューアルしました。環境への配慮でも駅舎と商業施設が一体になった取り組みを行っています。
たまプラーザ駅は、鉄道建築におけるデザインおよび技術の向上に貢献したと認められる建築作品を顕彰する、鉄道建築協会賞の中でも最高の賞である最優秀協会賞を受賞しました。

元住吉駅

太陽光発電システム
構内緑化

2006年9月、東横線の複々線化に伴って高架化した元住吉駅は、太陽光発電・雨水再利用・構内緑化という3つの大きな取り組みを行うとともに、バリアフリーの面でも、車いす対応型のエレベーターや多機能トイレをはじめ、さまざまな設備を取り入れています。

主な環境配慮設備

  • 使用電力の一部に太陽光発電システムを採用
  • 貯留槽を設置し、雨水をトイレの洗浄水として再利用
  • ポンプを使わない潅水システムによる構内緑化
  • 長寿命・省エネルギーの無電極放電管ランプの採用
  • 速度可変・電力回生も可能なエスカレーター
  • リサイクルウッド・再生ガラスなどの再生材の採用

環境配慮型車両の導入

新型車両の導入

2018年春に、田園都市線に新型車両「2020系」を導入します。環境面では、低騒音型の主電動機や駆動装置を採用し、沿線環境・車外の騒音を、旧車両(8500系)と比べ約10dB低減。また、次世代半導体素子を用いた制御装置による主電動機の高効率駆動や、車内全照明と前照灯・尾灯へのLED灯採用により、使用電力を旧車両と比べ約50%削減しています。

左から 5000系、
6000系、7000系車両

環境にやさしい車両

2002年度以降、「人と環境にやさしい車両」をコンセプトとした5000系、6000系、7000系車両を導入し、従来の主力車両であった8000系に比べ、使用電力の約40%削減を実現しました。2017年3月末時点で東急線全営業車両の約53%が環境に配慮した新型車両です。

車両への回生ブレーキの導入

環境に配慮した取り組みとして、従来から回生ブレーキ※の導入を進めてきました。回生ブレーキの導入により、電車が走行する際に使用する電力を効率的に活用することができます。2001年度から、回生ブレーキの導入率は100%を維持しています。

回生ブレーキ
ブレーキ作動時に発生した電気エネルギーを、架線を通じてほかの電車に送り、再び利用することができるブレーキ機能。

1000系1500番台車両

1000系車両改造による廃棄物削減

池上線·東急多摩川線の1000系1500番台車両は、客室内や制御装置の更新などの車両改造を実施することで、1000系車両のリニューアル化を推進しています。車体、車輪、モーターといった駆動装置などをリユースすることで廃棄物排出量削減に貢献しています。
2016年3月には、戸越銀座駅「木になるリニューアル」とタイアップした、車両のリニューアルも実施しました。

環境への取り組み