安全追求 姿勢と取り組み

安全重点施策に基づき、具体的な取り組み方針を掲げて、経営トップから現場第一線の社員までが一丸となって安全を追求しています。社会環境の変化を見据え、輸送の安全確保を図ります。

安全の確保への取り組み

現業・本社一体での問題点早期把握と情報の伝達

経営陣による巡視

社長をはじめとして、経営陣が定期的に現場を巡視しています。巡視先では、各現場の安全に関する取り組みを確認するほか、課題を話し合うなど、経営陣と現場が一体となって問題解決に取り組んでいます。

社長による現場巡視の様子

安全統括管理者による現場巡視の様子

意見交換会


現業社員と安全統括管理者の意見交換会

社長や安全統括管理者などの管理者が現場を訪問し、現業社員とリラックスした雰囲気で忌憚のない意見を交換する会を定期的に実施しています。本部長などが、直接、現業社員と意見を交換することで、本社から見えにくい現場の潜在的な問題点を把握・改善できるとともに、風通しの良い組織文化の醸成につなげています。

「安全の日」の巡視

毎月19日を「安全の日」として、各部門の部課長が現場を巡視しています。前項の意見交換会と同様に、部課長と現業社員がコミュニケーションを図り、現場からの安全に関する提案や問題点を集め、対応することで安全性の向上につなげています。

ヒヤリ・ハット情報の収集・共有

事故の未然防止のために、事故には至らなかったもののヒヤリ・ハットしたという情報(ヒヤリ・ハット情報)を、意見交換会や「安全の日」の巡視で収集するほか、データベースを活用して収集・共有し、問題の早期発見につなげています。現業では、始業時の朝礼などでヒヤリ・ハット事例を共有するなど、部門ごとの取り組みも行っています。

■車両部門で共有されたヒヤリ・ハット事例

【状況】
長津田検車区内のピット(車両床下機器点検のための設備)にて臨時検査の点検時、脚立を使用せずに、ピットをまたいで点検した。ピットを降りる際、高さが合わず股関節をひねり受傷した。

【対策】

  • 正則作業をする(決められた工具や保護具は必ず使用する)。
  • 不安全行動をしない(ピットをまたいで作業しない)。
  • 惰性で作業しない(感覚で行動せずに足元をよく見て降りる)。

「事故情報専用モニター」の活用


事故情報専用モニター

事故が発生した際、事故の概要や再発防止に向けた本社からの指示内容を、関係係員が迅速かつ正確に把握し、確実に実施することが重要です。当社では、そのツールとして「事故情報専用モニター」を用い、周知すべき内容を現場へ一斉配信しています。
また、ヒヤリ・ハット情報や他社の事故情報のほか、雪や強風、雷など気象状況に起因して発生しやすい事故情報を季節に合わせて配信したり、対策や取り組みを風化させないために、過去に発生した事故から重大なものや再発事故を抽出して配信するなど、部門ごとに情報の配信方法を工夫しています。

安全意識向上のための取り組み

東急安全の日

2014年2月に発生した東横線元住吉駅列車衝突事故を風化させないために、社員一人ひとりが事故を振り返り、向き合う場として、東急安全の日を設定しました。2017年2月14日に第3回東急安全の日を開催し、各現場の安全に対する取り組みのパネルディスカッションや、天草エアライン安全統括管理者 齋木育夫氏をお招きし、「日本一小さな航空会社の安全とサービス」についてご講演いただきました。
当社社長、役員、社員、当社鉄道事業に携わる関係各社1,050人が参加し、社長から、『お客さまを負傷させてしまったこと、信頼を失ってしまったことは、絶対に忘れてはならない』とのメッセージを受け、一人ひとりが安全について考え、行動に移し、二度とこのような事故を発生させないよう、鉄道事業の安全について取り組んでいく決意を新たにしました。

2016年度東急安全の日の様子

社長メッセージ

事故と要因の関係を表す「スイスチーズモデル」

事故はいくつかの要因が重なったときに起こります。それを示したのが、「スイスチーズモデル」です。ルール、保安設備、体制(人)などの安全対策を1枚1枚のチーズで、事故の要因をチーズの穴で表し、チーズにあいた穴(要因)が重なったとき、事故が起こるという考え方です。当社では、要因が重ならないよう、全社をあげて日々、事故防止に努めています。