横浜と伊豆を結ぶ観光列車
「THE ROYAL EXPRESS」運行スタート

2017年7月、当社と伊豆急行は、JR横浜駅と伊豆急下田駅を結ぶ新たな列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ ロイヤル エクスプレス)」の運行を開始しました。伊豆の地域活性化に向けて、地元の方々、また東急グル―プ各社とも連携し新たな旅をご提案することで、伊豆の魅力を国内外に発信していきます。

「美しさ、煌めく旅。」で、伊豆の魅力を広く発信

© ドーンデザイン研究所

「THE ROYAL EXPRESS」が提案する旅のテーマは、「美しさ、煌めく旅。」。目的地に向かうための乗車ではなく、乗車したときから旅の始まりを感じられる時間と空間を提供します。上質な車内空間で料理・飲み物を楽しみながら片道を乗車するプランと、伊豆の自然や歴史・文化を感じることができる観光と宿泊を組み合わせた1泊2日のクルーズプランを提供しています。

上質な旅を新たな列車でご提案

新たに運行を開始した「THE ROYAL EXPRESS」は、8両編成・定員約100名の、定員数国内最大級の観光列車です。車両は、1993年にデビューし、多くのお客さまにご好評をいただいていた伊豆急行の列車「アルファ・リゾート21」を改造。客車、食堂車、キッチンカー、コンサート・結婚式・展示会などさまざまな活用が可能なマルチカーで編成されています。車両ごとにデザインが異なり、先端技術から生まれる素材や工法に、伝統的な素材や職人の技を組み合わせ、上質な空間と魅力的な車内サービスの提供で、お客さまの心に残る時間を提供します。

車両外観
客車(7号車)
食堂車(6号車)
マルチスペース(3号車)

旅を彩る料理・飲み物、音楽

料理監修者、飲料監修者により、素材や生産者、調理方法など全てにこだわり抜いた料理と飲み物を車内で提供し、旅に彩りを与えます。また、音楽でも旅のシーンを彩るべく、車内での生演奏や、列車・伊豆の魅力を発信するさまざまな取り組みを行っています。

観光列車運行に合わせた、周辺環境の改修・整備

横浜駅「THE ROYAL CAFE」「THE ROYAL LOUNGE」と、下田ロープウェイ寝姿山山頂店舗施設の改修

列車の発着駅となる横浜駅にカフェ・ラウンジを設置しました。さまざまな旅の出発点として、一般の方も利用できるカフェを設置するとともに、「THE ROYAL EXPRESS」の運行日には、カフェに隣接するラウンジを「THE ROYAL EXPRESS」にご乗車のお客さま専用のラウンジとしてご利用いただき、旅の始まりを演出します。

THE ROYAL CAFE
THE ROYAL LOUNGE

一方、伊豆急下田駅周辺では、下田ロープウェイ寝姿山山頂店舗施設の改修計画を進めています。快適な飲食スペースに改修し、寝姿山自然公園からの素晴らしい下田湾の景色をより快適に堪能いただけるよう進行しています。

下田ロープウェイ寝姿山山頂店舗施設改修(イメージ)
© ドーンデザイン研究所

下田東急ホテル リニューアル

東急ホテルズが運営する「下田東急ホテル」は、列車運行に先だって改装工事を実施し、2017年4月、リニューアルオープンしました。改装コンセプトは格式の伝承を軸とした「原点回帰」。開業当時から変わらぬ風光明媚な景色を最大限に生かし、お客さまの利便性・快適性を追求した空間へと生まれ変わりました。

東急電鉄と伊豆急行線の関わり

東急電鉄の五島慶太会長は、1953年に伊豆観光開発構想を打ち出し、1956年2月、伊東〜下田間地方鉄道敷設免許を申請しました。地元の方々にとって、鉄道敷設は、明治以来の悲願であり、下田では「伊東・下田鉄道敷設促進下田同盟会」が結成され、鉄道敷設の実現に下田全住民一丸となって邁進しました。その結果、1959年2月、免許申請から3年が経ち、待望の鉄道敷設免許が交付されました。
鉄道敷設の認可を受け、1959年4月、東急電鉄は「伊東下田電気鉄道(株)(伊豆急行の前身)」を設立し、1960年1月に鉄道建設の起工式を挙行しました。
その後、1961年2月、社名を「伊豆急行株式会社」に変更。工事は、31カ所にものぼる隧道工事や困難な用地買収などにもかかわらず、2年を要せず竣工し、1961年12月10日に全線開通しました。