学校法人・財団法人を通じた社会貢献活動

東急グループでは、学校法人や各種の財団を通じて地域社会への貢献、国際交流、環境、文化、教育などのさまざまな分野で社会的な活動に力を注いでいます。

学校法人五島育英会(1955年設立)


東京都市大学横浜キャンパス

五島育英会は、1955年(昭和30年)6月、東急グループの礎を築いた五島慶太を初代理事長として設立した学校法人です。
設立以来、“国際的な視野と情報教育を身につけ、健全な精神と豊かな教養をもって国際社会で活躍できる有意な人材を育成し、もって、広く社会に貢献するため、常に魅力ある教育システムを構築する”との目的を掲げてきました。
現在は、東京都市大学グループとして幼稚園から大学までの学校群と、東急自動車学校を擁し、約1万2千人の学生、生徒、児童、園児が在籍しています。これからも、「学園の総合力を発揮して健全な精神と豊かな教養を培い、未来を見つめた人材を育成する」という教育理念のもと、学校間の連携をさらに強め、幼児教育から高等教育までの充実した教育と研究活動を展開していきます。

  • 自動車学校を除く

2015年度より「東京都市大学オーストラリアプログラム」をスタート

東京都市大学では、グローバル人材育成プランの一つとして、国際的な視野とコミュニケーション能力を持ち、時代に柔軟に対応できる人材の育成を目的に、2015年度より「東京都市大学オーストラリアプログラム(TOKYO CITY UNIVERSITY AUSTRALIA PROGRAM)」をスタートしました。
2016年2月には、2015年に入学した一期生約200名のうち第一陣となる122名が、オーストラリア連邦西オーストラリア州パース近郊にあるエディスコーワン大学(以下ECU)へ約5ヶ月留学し、同大学で開講される英語科目や教養科目を受講しました。
東京都市大学では、2014年4月には「国際センター」を組織し、本プログラムを推進するほか、ECUをはじめとする海外協定大学との交換留学の促進や、受け入れ留学生の増加などのさまざまな施策についても、積極的に取り組むとともに、将来的にはオーストラリアキャンパス構想の具現化も視野に入れています。

学校法人亜細亜学園(1941年設立、亜細亜大学・亜細亜大学短期大学部、亜細亜大学大学院、亜細亜大学留学生別科)


亜細亜大学キャンパス

アジアをはじめとする国際社会への貢献を目標として設立されました。多彩な留学制度や充実した課外活動支援体制の中、一人ひとりの個性を尊重した、常に時代の一歩先をいく教育を通じ、国際社会とりわけアジアの発展に貢献できる人材を育成しています。また、世界各国から積極的に留学生も受け入れており、留学生を含めた在校生は7,000人にのぼります。
近年においては地域交流を専門に行う部署を設け、亜細亜大学の持つ知的・人的資源を活用し、自治体などと連携を図りながら“新しい街づくり・コミュニティーづくり”などにも取り組んでいます。2016年4月には、亜細亜大学と武蔵野市役所、武蔵野消防署、武蔵野警察署の4者間で「大規模災害発生時における亜細亜大学周辺地域での相互支援等に関する協定」を締結しました。

公益財団法人とうきゅう留学生奨学財団(1975年設立)


新規留学生のオリエンテーション

とうきゅう留学生奨学財団は、故五島昇会長が提唱した「国際感覚を身に付けた人材の育成を図るとともに、日本と諸外国との国際文化交流を推進し、真の友好的善隣関係を確立する」という趣旨に基づき、日本の大学院で勉学・研究を行っているアジア・太平洋地域諸国からの留学生に対して奨学金を給付し、援助を行っています。
設立以来40年にわたり毎年約20名の新規留学生の採用を行い、これまでに28カ国、約850名の留学生を支援し、約300名の博士号取得者を輩出しています。多くの卒業生は、母国はもちろん、日本をはじめとする諸国で活躍しています。

公益財団法人とうきゅう環境財団(1974年設立)


調布堰

とうきゅう環境財団は、東京急行電鉄の主な事業地域を流れる多摩川およびその流域において、環境浄化・保全に関する調査研究やその援助、行政への協力、広報活動などを行っています。
財団の基本公益事業の研究助成に関しては、1975年度から2016年度までに1,209件、総額14億26百万円を助成しています。また2009年からは、我が国の学術振興に資することを目的に「とうきゅう環境財団 社会貢献学術賞」を創設し、2015年度には、第7回学術賞の贈呈式を開催しました。
財団の発行している交流誌「財団だより多摩川」は第147号を数えました。当財団創立20周年を記念して1994年に発行した「環境学習副読本―多摩川へいこう」は、多摩川流域の小学校に毎年無償配布しており、これまでの配布数は累計で29万部を超えました。

公益財団法人五島記念文化財団(1990年設立)


五島記念文化賞贈呈式

五島記念文化財団は、「優れた人材の発掘と育成を通じて真に豊かな社会の実現にお役に立ちたい」という故五島昇会長の遺志を継承しており、芸術文化の分野で有能な新人および地域において創造的で優れた芸術文化活動を行っている方々の顕彰および海外での研鑽を助成し、かつその国際交流を支援することによって、我が国および世界の文化の向上・発展に寄与しています。
「五島記念文化賞」として若手美術制作家を顕彰する「美術新人賞」、若手オペラ歌手およびオペラスタッフを顕彰する「オペラ新人賞」を贈呈するとともに、オペラ公演への助成も行っています。
新人賞受賞者には、海外研修費支援のほか、研修後にその成果を発表する個展・リサイタル開催にも助成しています。受賞者の自主性を重んじ、その活動を支援する財団の姿勢と歴代受賞者の多くが世界の舞台で活躍し注目を集めていることから、この賞は、若手芸術家の登竜門として知られるようになりました。
2015年度までに、美術部門56人、オペラ部門66人、研修成果発表83件、オペラ公演助成118件の顕彰・助成を行っています。

公益財団法人五島美術館(1959年設立)


五島美術館

公益財団法人五島美術館は、東急グループの礎を築いた五島慶太が蒐集した日本と東洋の古美術をもとに、1960年開館した「五島美術館」と、1949年当時の東京急行電鉄株式会社が現在の、東急、小田急、京王、京急、東急百貨店に分離・再編成されたことを記念して同年4月に設立した「大東急記念文庫」とが、2011年3月合併した法人です。
美術館は、国宝「源氏物語絵巻」「紫式部日記絵巻」をはじめ、絵画、書跡、茶道具、陶磁器、古鏡、刀剣、文房具などコレクションは幅広い分野にわたり、現在では、国宝5件、重要文化財50件を含む約5,000件の美術品を収蔵しています。
文庫は、「史記」「延慶本平家物語」など、国宝3件、重要文化財32件を含めた約25,000点の古典籍(江戸末期以前の写本・版本)を所蔵し、研究者を対象とした閲覧・機関誌や学術書の刊行などの事業を行っています。
開館50周年を記念して、本館の増改築・別館の改修・茶室の耐震工事・庭園の改修を行い、2012年秋、リニューアルオープンしました。
展覧会は、年間7回(内特別展1~2回)開催しており、ギャラリートークや美術講座などを通じて、普及活動にも力を入れています。
また、5,000坪の豊かな自然が残る庭園では、四季の草花が楽しめます。