女性人材の活躍

さらなる活躍を目指して

1988年度から女性総合職の採用を行い1年目の全寮制教育も男女同様に実施するなど、従来から、男女の区別なく 採用を行い、配属においても性別に関係なく幅広く行っています。また、鉄道の駅務などの現業職場においても、2001年度から正社員の採用を行っています。そして、女性の管理職登用も進めており、現在、執行役員をはじめとした女性管理職が各職場で活躍しています。
現在では、仕事と家庭との両立支援等により、女性社員が結婚や出産により退職することは大きく減少しており、今後は「いかに女性の活躍度を増すか」が課題と考えています。この課題解決のためには、まず多くの女性社員が継続して就業し、その中で各々の業務を通じて幅広い知識と経験を積み、確実にキャリアアップしていく必要があると考えています。なかでも、女性リーダー(ロールモデル)の存在がますます重要になってくると考えています。そこで、女性管理職の登用目標「2020年度までに2014年度と比較して女性管理職倍増(40人・10%)」を打ち出しました。これらを実現するために、「制度、風土、マインド」の3つの観点から施策を展開しています。具体的には、スライド勤務拡充や病児保育支援等ニーズに沿った制度を構築し、風土醸成の中核を担う全管理職(執行役員および基幹職)を対象として2015年度から「管理職のマネジメントセミナー」を毎年開催、また、女性社員のマインドアップを目的として、2014年度から「東急グループ女性管理職フォーラム」を、2015年度から若手女性社員と先輩女性管理職との交流会「かがやきwith」を毎年実施し、2017年度からメンター制度を開始しました。今後も、充実した「女性リーダーシップパイプライン」の構築をし、女性のさらなる活躍を積極的に支援してまいります。

女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画

東京労働局へ提出した行動計画(抜粋)

  1. 計画期間:平成28年4月1日 ~ 平成33年3月31日
  2. 目標内容:女性社員の管理職登用について、平成33年3月31日までに、平成26年度比較倍増(40人)とする。
    ※女性管理職登用の数値は、当社からの出向者を含み、当社への受入出向者を含まない数値となります(2016年9月末現在20人です)。
  3. 取組内容:
    1. ①セミナー等を通じた風土醸成及びマインド醸成を図る。
    2. ②ワークスタイル・イノベーションの推進及び管理職対象人事考課の仕組みの見直しを図る。
    3. ③総合職の女性採用比率引き上げを図る。

※行動計画の詳細はこちらになります。

女性の役員・管理職登用に関する自主行動計画

  • 女性社員の管理職登用については、2020年度までに、2014年度比較倍増(40人)を目標とします。
  • 役員登用による女性の経営への参画も目指していきます。

※女性管理職登用の数値は、当社からの出向者を含み、当社への受入出向者を含まない数値となります(2018年3月末現在24人です)。

女性リーダーの育成

J-Win加入 女性メンバーへ12人 ネクストステージへ19人派遣

さらなる女性社員の活躍推進を目的として、NPO法人J-Winに2014年4月に加入し、現在までにメンバーとして女性社員が12人が参加。女性ネットワーク構築および最新情報を取得するとともに、「企業や社会のさまざまな分野でトップに立つ」という明確な意思をもった女性たちの活動の場(ネクストステージ)に当社の部長・課長(出向含む)19人が参加しています。


NPO法人 J-Winは、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援することを目的に、2007年4月に設立された企業メンバー制の団体。女性活用についてのアドバイス、コンサルタントをはじめ、セミナーや講演、さまざまな調査など、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの推進をサポートする各種活動を展開しています。

Women's Initiative for Leadership(WIL:ウィル)へ2人派遣

経済産業省と企業活力研究所が協働で行う、企業で活躍する次期女性リーダー層向けの勉強会「Women's Initiative for Leadership(WIL:ウィル)」へ、当社女性部長2人を派遣しました。

女性リーダーのための経営戦略講座(経済産業省、野村マネジメント・スクール主催)へ2人派遣

2016年度は将来の企業経営を担いうる女性リーダーを育成することを目的に、ハーバード・ビジネススクール(HBS)プログラムへ女性部長1人、子会社女性役員1人、計2人を派遣しました。

経団連女性エグゼクティブ・ネットワーク「第3回リーダーシップ・メンター・プログラム」へ2人派遣

今後のキャリア形成やネットワーキングの構築を目的に、経団連幹部からのアドバイス、メッセージを頂くプログラムへ子会社女性役員を2人派遣しました。

政策分析ネットワーク「政策シンポジウム 女性の活躍推進×男性管理職の意識変革)」のパネリストとして1人参加

2016年4月に、「官民連携型:政策プラットフォーム」である政策分析ネットワーク主催の「政策シンポジウム 女性の活躍推進×男性管理職の意識変革)」へ、当社女性管理職1人がパネリストとして参加しました。

J-Win SWITCHI ONへ連結会社含め15名派遣

管理職一歩前の女性社員を対象としたオープンセミナー(キャリアアップに対する女性自身の意識改革を目的に、さまざまな企業の管理職が、自身のキャリアアップの軌跡やリアルな経験談を語り、交流するセミナー)へ、当社から連結会社含め課長補佐クラスを、2年で累計15名を派遣しました。

女性活躍事例

当社女性社員は、さまざまな部門で活躍し、商品開発やサービス力向上のためにさまざまな取り組みをしています。以下に代表的な活動を紹介します。

今後も、女性ならではの視点から商品やサービスを開発し、より多くのお客さまの期待に応えていきたいと考えています。

日本の女性ならではの視点を、上海へ

駅ナカ商業施設の開発・運営において、当社の多くの女性が、デザインや店舗誘致・施工監理・運営に一貫して関わっており、女性ならではの視点や子育ての経験を役立て、駅直結型の商業施設におけるトイレ空間・授乳室の充実などにも、積極的に取り組んでいます。2017年からは、そのノウハウを活かし、中国上海市にある上海地下鉄の駅構内での構内店舗開発・運営のコンサルティングを実施しています。上海では、駅が『通過点』と捉えられていましたが、昨今は駅の環境改善にも目が向けられています。コンサルティング案件第1号では、日本のように、女性でも心地よく過ごせるような駅を目指し、店舗誘致だけでなく、100席を有するフードコートの設置や、駅環境の改善の一環として木調の素材への変更や照明の変更を行い、温かみのある空間を演出しました。

「エンタテイメントシティSHIBUYA」を発信

大きく変化する渋谷の街の旬な情報をタイムリーに発信し、その魅力や大規模再開発の内容を伝え続けることも、当社の重要なミッションです。
その施策の1つとして、渋谷のPR冊子「PLAY SHIBIYA」を作成し、“働く街”としての更なるブランディングを目指しています。また、子育て中の女性社員の視点を生かし、渋谷ヒカリエにおいて、「未来のまちづくりの担い手」となる小学生にレゴ®ブロックで工事中の渋谷の街を作ってもらい、まちづくりに興味をもってもらえるようなイベントも開催。今後も多面的に、渋谷の魅力を発信し、さまざまな性別・年代・国籍の人々がいつ来ても楽しさに溢れる、“日本一訪れたい街”を目指していきます。

「働く女性」目線で、渋谷駅街区を開発中(施工管理・設備設計・事業広報等)

現在、当社における最大開発案件である渋谷開発事業において、多くの技術系の女性社員が活躍しています。約2年半にわたる工事施工管理を行い、2015年8月末には本事業の最も大きな節目である渋谷川切替工事を完了させた女性社員は、事業広報にも携わり、渋谷文化プロジェクト10周年記念プロジェクトに工事担当として出演するなど、様々なシーンで幅広く活躍しています。また、開発計画内の東横新築工事に建築担当として早い段階から携わっている女性社員は、その主要用途の一つとなる商業施設における設計(トイレや休憩室を含む共用部等)において、特にメインターゲットとなり得る「働く女性」の目線を意識した開発を推進しています。今後も、女性や外国人や障がい者の方々などを含む「多様な人々にとって魅力ある街~渋谷~」を目指して、開発してまいります。

女性視点で住まいに関するお悩みをトータルサポート

「東急電鉄 住まいと暮らしのコンシェルジュ」は、不動産の購入・売却、新築・建て替え、リフォームなどの住まいに関することや、インテリア・引越しなどの暮らしのご相談を無料で承り、中立的な立場でトータルサポートする駅前相談窓口です。2009年に1号店を開業後、現在、東急線沿線で5店舗展開しています。
コンシェルジュスタッフのほとんどが不動産や建築の専門知識を有する女性で、今までのキャリアを生かして転職した方や、出産や子育てを経て復帰した方が、女性ならではの感性や視点を生かし、お客さまの「お悩みの解決」と「夢の実現」をお手伝いしています。気軽にご来店しやすいオープンな雰囲気の店舗づくりを心がけ、お客さまにくつろいでいただきながらご相談に応じており、開業以来多くのお客さまから喜びの声をいただいています。

さまざまな職場で活躍する女性役員・社員紹介

※所属などは取材時のものです。


女性役員の活躍

執行役員 生活サービス事業部長
金井美惠

今では当たり前でも、私の就活当時には「未来」と位置付けられていた家ナカでの便利で快適な暮らし~例えば家に居ながらにして海外のニュースがリアルタイムで視聴でき、新作映画や国内外のドラマ、多彩なジャンルのスポーツが楽しめ、買い物もできる…を実現したいと東急ケーブルテレビジョン(現イッツ・コミュニケーションズ)に入社。商品企画や販売促進、メディア事業を中心に30年。その間、放送のデジタル化、インターネットの普及をはじめ次々と訪れる変化や技術革新にも向き合ってきました。お客さまのライフスタイルの変化にも常に目を向け、お客さまが期待される以上に喜んでいただき続けたいと考えています。2017年からは東急電鉄に出向。家ナカに街ナカも加えたさまざまな生活サービスを担当。その先の未来~もっと便利で快適、元気で自分らしく活き活きできる暮らしの実現に向けて取り組んでいます。

東急カード株式会社 取締役会員サービス事業部長
縄田恵子

幅広い領域の事業に携われそう、文系の自分にも形に残る仕事ができるのではと思い入社しました。最初の配属はグループ会社を所管する部門で、以降長年にわたり、バブル後の事業再建にかかわる業務を担当。5年間の東急百貨店への出向中に出産、育児休職明けと同時に東急電鉄に復職。CS推進部門でお客さま満足度向上に携わり、お客さまの東急に対する高い期待値と期待を上回り続けることの大切さを知るとともに、そのためには事業に携わる人々の仕事に対する誇り・やりがいが大切であることを実感。その後東急カードに出向し、クレジットカードを安心・快適・便利にご利用いただくことに加え、決済手段としての役割を超えて、カードを使うことに楽しみを感じ、さらにはカードの利用を通じて東急への親しみや愛着を感じていただけることにつなげるべく、各種サービスの提供に取り組んでいます。

株式会社東急BE 代表取締役社長
朝倉敦子

人の人生で大きな時間を占める「住まい」に関わる仕事を志望。東急電鉄は、家を提供するという一点に留まらず、その周辺環境や人の人生のさまざまな場面に関わることができるということに惹かれて入社しました。20年ぐらいの会社人生のうち17年近くは不動産部門で勤務。商業施設や複合開発の企画・開発系の仕事をメインに行ってきました。2012年からは、東急電鉄の新入社員から役員までの人材育成、キャリア開発支援、東急電鉄の連結子会社の人材育成支援などに携わりました。現在は、東急BEというカルチャースクールの運営会社へ出向し、100人のスタッフと共に、お客さまに「楽しみ」「出会い」「自己実現」の場を提供すべくまい進しています。

かわさきFM 代表取締役社長
橋本夏代

男女雇用機会均等法が制定された1985年に、一般事務職として入社しました。
最初に配属されたのは、ケーブルテレビジョン開発室、その後会社設立と同時に、東急ケーブルテレビジョン(現イッツ・コミュニケーションズ)へ出向となり、一貫してケーブルテレビ事業に携わってきました。
イッツコムでは、管理部門・広告営業部門を担当、中でも地域情報を扱うコミュニティチャンネルの部門に在籍した期間が一番長く、印象に残っています。また、この経験を生かして、東急電鉄が株式を49%出資している横浜ケーブルビジョンに勤務していた時期もあります。
現在は、川崎市の第3セクターのコミュニティFM局「かわさきFM」という、東急グループではない会社を担うという貴重な経験をしています。東急の枠を超えて、東急社員として、地域にどのような貢献がしていけるのかを模索しつつ、取組んでいく所存です。

鉄道現場において女性ならではの細やかな対応でイメージアップ

鉄道事業の現場は従来男性を中心とした職場で、当社も2000年までは女性社員が一人もおりませんでしたが、同業との競争が激化する中、車両などのハード面だけではなく、女性ならではの視点による、さらなるサービス力の向上も目的として、2001年より鉄道現業に女性社員を採用しています。現在は車掌の約11%が女性で、女性運転士も増えてきています。
改札案内や駅ホーム、電車内に女性社員がいることで、よりきめ細かな対応ができるようになり、鉄道事業のイメージアップにつながっています。
また、女性駅長も誕生するなど、更なる女性活躍が進んでいます。

自由が丘駅 駅長
曽我佳衣

入社後は鉄道部門の本社に勤務し、人事育成業務を担当しました。そこでの人づくりの知識や経験を生かし、2016年には渋谷駅助役として、全駅女性係員約80名に対し、体調面・業務面・人間関係・育児との両立などの悩みや不安を解消すべく、個別面談を実施。「誰もが働きやすい環境の構築」を目指しました。現在は自由が丘駅長として、お客さまの安全を最優先に、自由が丘の街と駅を共に盛り上げるべく、地元商店街の皆さまとの交流を積極的に図っております。また、他の駅の係員から個別の相談があれば、その声に耳を傾け一緒に考え、解決に導いています。
従業員の満足度を高めることが、結果としてお客さまの安全・安心に繋がります。今後も快適なサービスを提供し続けられるよう、日々努めてまいります。

首都圏の大動脈の安全輸送を支える車掌業務に誇り

菅谷梨加
車掌 元住吉車掌区

駅が長持ちするよう保守・修繕を行うだけでなく、街の印象すら変えられる駅を目指す

塚田麻由美
建築 工務部施設課

厚生労働省「両立支援のひろば」に女性課長補佐と人事部長が掲載

女性が出産・育児を経て長く働き続けるための職場環境の構築および働く女性自身の参考となるよう仕事も育児も両方あきらめずにいきいきと働いている管理職、営業職、技術職、専門職の女性が在籍している企業の好事例をまとめた「両立支援のひろば」に、当社の女性課長補佐と人事部長が掲載されました。

厚生労働省「ポジティブアクション WEBマガジン」に女性統括部長が掲載

育児と仕事の両方をエンジョイしながら仕事を継続し活躍するためのヒントや、読者へのメッセージを語った「ポジティブアクション座談会」に当社女性部長が掲載されました。

女性社員座談会

当社は、1988年度から女性総合職の採用を開始、配属においても性別に関係なく幅広く行っています。女性総合職の多くが結婚や出産後も仕事を続けており、管理職も各職場(出向含む)で活躍しています。今後、管理職を含むリーダー的ポストへの登用を積極的に進め、さらなる「女性活躍」が期待されています。
以下のサイトで、現在活躍している各年代の女性社員3名による座談会がご覧いただけます。今までの経験や現在の仕事内容、今後の意気込みなどについて語り合ってもらいました。

※所属などは取材時のものです。

女性社員座談会