シニア・障がい者・グローバル人材等の活躍

シニアの雇用と活躍

2006年4月に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」が改正施行されたことを受け、従来からの「定年後再就職斡旋規程」を「定年後の再雇用および再就職斡旋に関する規程」に改めました。その後、2014年4月にも法改正が行われたことを受けて、規程を一部改定しています。
この規程は、法に定める継続雇用制度にあたるもので、その内容は、定年を予定している社員で、制度の適用を希望する者を、原則として年齢65歳まで再雇用する、もしくは定年退職時に再就職斡旋をするものです。2017年度は31人を再雇用しました。

シニア人材の知見とネットワークを活かした活躍(防災・海外)

FMサルースの防災専門対談番組「サロン・ド・防災」を2004年に立ち上げ、現在まで14年以上に及ぶ長寿番組に育て上げてきた社員が、防災に関する豊富な知識とネットワークを活かし、東急グループや沿線の方々へ講演会や防災訓練の開催など沿線の安心・安全の向上に貢献しています。
また、海外事業における長年培った台湾人コミュニティとの連携や、建築・施工などの業務経験の活用と伝承、海外及び法務部門の経験者による「英文契約書に関する講習会」の開催など、多くの場面でシニア人材ならではの知見やネットワーク等を駆使した活躍が顕著となっています。

鉄道一筋の元二子玉川駅長、障がい者の活躍を支援

株式会社東急ウィル 常務取締役 事務局長 雅楽川幹雄

鉄道運転士に憧れて1972年東急電鉄へ入社後、定年まで鉄道一筋で「安全」「安定輸送」「無事故・無災害」を念頭に業務を遂行。2013年無事に定年を迎えることが出来ましたが、今でも時々運転士時代の夢を見ることもあり、「安全」に対しては、相当意識しプレッシャーもあったと思っております。
現在は、障がい者雇用を行っている東急ウィルに勤務をしておりますが、障がい者の勤務態度は真面目で、手抜きは一切せず常に100%の力を発揮します。そんな障がい者と私達も真剣に向き合い、社会人として「自立」に向け育てることが必要になります。そのためには、時間をかけ愛情を持って接することが重要で、日々奮闘しているところです。
この仕事は、まさに自分にとって天職であり、一人でも多くの障がい者が「自立」できるようお手伝いしたいと思っております。

東横線の元渋谷駅長、寮長として新入社員を支える

人材戦略室 労務厚生部 福利厚生課 慎独寮 寮長 毛内定夫

1976年に入社後、駅員・車掌・運転士など様々な職務に当たりましたが、常に安全・正確・迅速をモットーにしていました。監督者である助役・駅長になってからは、現場で働く職員に、「一人では何も出来なくても、皆を巻き込みチームとして行動すると、百倍もの力が出る」ということを教えてきました。特に東横線渋谷駅地下化を、現場職員一体となって乗り越えたことは、記憶に残っています。
現在は、総合職の新入社員が最初の1年間を過ごす慎独寮の寮長をしています。寮生が快適・安全に過ごせるように、施設面など十分配慮すると共に、なるべく早く出勤して、朝食の様子を確認したり、仕事やプライベートの悩み事の相談に乗ったり、時には私の経験談なども話すなど、父親みたいな存在でもあります。社会人生活を「慎独寮」からスタートすることは、50年以上続く東急電鉄の伝統であり、寮生がこの慎独寮から大きく羽ばたけるように、全力で応援したいと思っています。

障がい者の雇用と活躍

2004年4月に障がい者の雇用促進を目的とした特例子会社「東急ウィル」を設立しました。障がいのある方を雇用することで幅広く社会参加を促進させることも、企業としての取り組むべき重要な社会的責任であると考えます。そのためにも多様な人材を採用し働く意欲のある人に働ける場を提供することで、「日本一働き続けたい会社」に向け行動しています。
2018年6月1日現在での障がい者の在籍数は82名となっており、障がい者の雇用率は2.51%と法定雇用率を達成しています。今後も、東急グループ内の関連企業へ積極的に職域を拡大し、障がい者雇用の向上に努めることで社会との調和を目指します。

2018年度 新入社員入社式

緑消防署での消火訓練

KYT訓練のグループ討議

東急ウィル長津田事務所ロッカー室増設

東急線沿線に3つの事務所を設けており、従業員は鉄道施設内の清掃を中心に、寝具類のクリーニング業務のほか、名刺印刷業務も受託しています。2017年度には障がい者雇用の拡大に伴い、長津田事務所のロッカー室を増設しました。

二子玉川ライズでの活躍

二子玉川ライズ事務所にて、庶務業務全般を担当している聴覚障がいを持つ社員が、2014年には、ショッピングセンターのインフォメーションなどのスタッフを対象に、手話教室を開催。2018年には、部署統合により、電話会社の異なる2つの回線システムを1つに統合する必要性が生じ、主担当として業務を遂行しました。
普段から、業務上の連絡はメールで綿密に行い、緊急時には同僚の協力を仰ぐなど工夫し、前向きに取り組んでいます。

東急病院での活躍

東急病院では、視覚障がいを持つ社員が、リハビリテーション科にて、電気治療等を活用したマッサージを行い患者さまから喜ばれています。技術を活かしながら業務へチャレンジし、さらなる活躍へと繋がっています。

グローバル人材の雇用と活躍

1991年より外国人の総合職社員を採用しており、国内外で活躍しています。

グローバル人材の活躍

事業開発室 観光事業開発部
営業推進課 楊 子明

8年間の外資系コンサルティングファーム勤務を経て、事業者として仕事をしたいとの思いで入社しました。入社当初は、海外市場調査や事業国際化の再構築に参画し、その後は中国上海での現地拠点設立・運営に関わる業務を担当。5年間の上海赴任では、現地における東急の知名度向上、インバウンド訪日宣伝・送客、中華圏ビジネス展開の土台作りにも注力しました。帰任後も、ホテル・小売・鉄道・空港など、東急グループの各施設・部門との連携を取りながら、外国人消費者の視点に基づき、アジアからの観光客利用増をはかる諸施策を実施。沿線のみならず、伊豆・仙台など、東急とも縁のある地方自治体と協働し、地方経済復興に取り組みました。現在は、日本での業務に加え、上海現地法人の社長も兼務し、東京と上海、二大都市の間に行き来しています。日進月歩なビジネス環境において、Global Tokyuへ向かい、邁進する所存です。

都市創造本部 渋谷戦略事業部
事業統括部 まちづくり推進課 ドアン・レハイゴック

小学生の頃、両親の研究の都合で数年間日本に滞在。その時の経験から日本で働きたいという夢を持ち、故郷ベトナムを離れ、日本の大学・大学院で社会学を学びました。当社に入社後、ホテルおよび鉄道の業務研修を終え、現在は渋谷の再開発関連の業務に携わっています。
主な仕事は、来街者にわかりやすいサイン(案内表示・誘導表示など)のガイドライン作成とAEMSというシステムを活用した街全体でのエネルギー利用最適化の仕組みづくりです。今では仕事でも、問題なく日本語でコミュニケーションがとれるようになり、少しずつ関係先とも良好な関係を築けるようになってきました。
当社および渋谷区はダイバーシティを推進し、職場づくり、まちづくりに生かしています。誰にでも優しい街渋谷、変わり続ける渋谷。自分の個性を生かしながら、この街で一歩一歩与えられたミッションをやり遂げていきたいと考えています。