二子玉川でのまちづくり

働きたい街「二子玉川」

二子玉川は、2015年の第2期事業完成以降、豊かな自然と調和した都心にはない魅力をもった街として人気を集め、来街者が飛躍的に増加しました。さらに、二子玉川ライズ・タワーオフィスに約1万人が新たに就業したことにより、エリア内の就業者数が大幅に増加し、駅乗降客数、商業施設の利用者増加などの波及効果を生んでいるほか、商業施設、シネコン、フィットネスクラブ、ホテルなどを有する複合用途施設内での新しいワークスタイルが創出されています。
今後も、「住むひと、働くひと、訪れるひと」など、さまざまな人々が集い、行き交う多様性のある街として、新しい価値を生み出し続けます。

二子玉川ライズ・ショッピングセンター

豊かな自然に囲まれた二子玉川ライズ

日本初出店など多彩な店舗が集まる二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケットや、周辺の自然環境と調和したルーフガーデン、シネマコンプレックス「109シネマズ二子玉川」、フィットネスクラブ「アトリオドゥーエ二子玉川」、放送スタジオと多目的ホールの機能を併せ持つ「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」、豊かな自然が織りなす美しい眺望を楽しめるシティホテル「二子玉川 エクセルホテル東急」によって、新しい暮らしの機能を二子玉川の街に提供しています。

次世代モビリティのまちづくり活用

セグウェイツアー in 二子玉川

最新のテクノロジーや規制緩和などの手法を積極的に活用し、まちづくりにイノベーションの創出を目指しています。その一環として、セグウェイジャパンおよび二子玉川地区交通環境浄化推進協議会と共同で、都市における次世代モビリティ活用のあり方について研究を進めてきました。2016年度からは、経済産業省の企業実証特例制度による規制の特例を受け、民間主体としては国内初となるセグウェイを活用した、まちなかツアープログラム「セグウェイツアー in 二子玉川」を実施し、2017年9月末時点で、延べ1,000人以上が走行しています。

地元との協働による開発の歴史

時代の声を反映しながら、一歩一歩、理想の二子玉川へ

二子玉川東地区再開発の第一歩は、地元有志の方々を中心に、1982年に発足した「再開発を考える会」でした。
当時の二子玉川は、1969年に日本初の郊外型デパート玉川髙島屋S・Cの誕生により上質な商業地として注目を集めながらも、駅の東側には古い木造家屋が立ち並び、道路も狭く、災害対策や歩車分離など多くの課題を抱えていました。そこで、地域活動や持続可能なまちづくりに積極的な住民の方々を中心に、行政と手を携えながら再開発の計画・検討が進められ、1987年には「二子玉川東地区基本計画」が発表されました。
東急グループでも、早くから当社内に「二子玉川開発部」を設置し、地域の方々のまちづくりの思いを取り入れつつ、二子玉川全体の価値をどう高めていくかという視点で協力をしていきました。その後2005年には「二子玉川東地区市街地再開発組合」が設立され、当社と東急不動産が組合員および参加組合員として参画。再開発事業は本格的に動き出しました。
スタートから33年の間には、いわゆるバブル経済からその崩壊、長引く不景気とゆるやかな回復という経済の大きな変化がありました。さらには、環境問題への社会的関心も高まるなど、新しい課題も出ていました。二子玉川東地区の再開発計画は当初、商業施設やオフィスなどのスペースを大きく取っていましたが、「水と緑と光」をコンセプトに環境配慮を強く意識した計画への方向転換など、時代の要請を反映した修正が重ねられ、現在の姿へと進化を遂げました。

未来を見据えたまちづくり

二子玉川ライズ 3つの環境認証評価を取得

JHEP 認証※で最高評価AAA

めだかの池

第2期事業では、2014年5月、JHEP認証で最高評価(AAA)を取得しました。第2期事業の開発は、低層棟上部への約6,000㎡に及ぶルーフガーデンの設置などにより、再開発事業施行の前後で、生物多様性の価値を大きく高めることが予想されており、周辺の豊かな自然環境と調和した計画である点が評価されました。

JHEP認証:アメリカで開発された野生生物の生息地(ハビタット)の観点から、自然環境を定量的に評価する環境評価手法をもとに、日本生態系協会が改良を加えて構築したもの。生物多様性の取り組みを客観的に評価し、効果的な取り組みが普及することが目的。

LEED※「まちづくり部門」世界初のゴールド認証
LEED「 新築ビル部門」ゴールド認証

水と緑と光の豊かな周辺環境と調和したまちづくりを目指した二子玉川ライズの開発においては、世界的な環境認証評価であるLEEDの取得にも取り組み、2015年11月、「まちづくり部門」において世界初のゴールド認証を取得しました。本認証では、二子玉川ライズが、多摩川や国分寺崖線に近接する自然豊かな環境に恵まれていることに加え、主に「安全で快適な歩行者空間(リボンストリート)を形成した、高密度でコンパクトな開発」、「さまざまな年代の人々が多様な目的で集う、複合機能都市の整備」、「生態系の保全」「道路等のインフラや建物におけるエネルギー資源の高効率化などの環境配慮」の取り組みにより評価を受けました。また、タワーオフィスにおいては、2015年8月、「新築ビル部門」でゴールド認証を取得しています。

LEED(Leadership in Energy and Environmental Design):エネルギー効率にすぐれ、持続可能な建築物を普及することを目的とした、米国グリーンビルディング協会が所管する環境性能評価指標。

クリエイティブ・シティを目指して

コラボレーションのプラットフォーム「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」

二子玉川が「日本一働きたい街」となるために、人々の交流を通じて創造性あふれる発想を生み出すことを促し、知的創造による新しい価値の提供に取り組んでいます。
2010年8月、「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」は、日本が抱える多種多様な課題に正面から向き合いながら、人々が創造性を発揮できるクリエイティブ・シティを、二子玉川をモデル地区として整えようという企業などと共に設立されました。2016年8月1日現在、法人会員64社、個人会員7名、学術会員14名、研究会員2名、後援会員23団体が参加し、これまで産・官・学・民連携によるさまざまな研究・社会実験などを実践しつつ、イベントなどを通じて新たな都市のあり方を発信してきました。
2015年度からは活動の第2フェーズと位置づけ、アドバイザリーボード・メンバーである国内有数の有識者の意見を取り入れつつ、モデル地区二子玉川を中心に渋谷・自由が丘を結ぶエリア「プラチナ・トライアングル」をターゲットに活動をさらに活性化させています。

「クリエイティブ・シティ」の価値や、これからの社会における必要性を、広く世に問うことを目的としたシンポジウム『Creative City Summit』

オープンイノベーションのための共創の場「カタリストBA」

「カタリストBA」は、クリエイティブ・シティ・コンソーシアムの活動拠点として、オープンイノベーションのプロセスを支え、多様な主体を媒介する場として、2011年4月二子玉川ライズ・オフィス8階に生まれました。組織を超えて人と人が刺激し合い、さまざまなクリエーションをつなげています。