国際事業(海外でのまちづくり)

東急グループが長年培ってきた沿線開発のノウハウを生かし、ベトナム、タイ、オーストラリアの3カ国でまちづくり事業を展開しています。

ベトナムでの事業

ベトナムは安定した政治体制や親日で穏健な国民性に加え、GDP成長率や生産年齢人口の増加など着実な経済成長が期待できることから、当社はビンズン省にて都市開発事業に、ホーチミン市にて分譲住宅事業に参画しています。

ビンズン省での都市開発事業

ホーチミン市の北約30kmに位置するビンズン省は、日系含む外資企業による工業団地への進出が多く、今後の発展が見込まれるエリアです。当社はベトナム企業「ベカメックスIDC」との合弁会社であるベカメックス東急を2012年3月に設立し、同省ビンズン新都市(約1,000ha)において、住宅や商業などからなる約110haのエリア「東急ビンズンガーデンシティ」の開発を進め、日本企業としてはベトナム最大級となるまちづくりを展開しています。
住宅事業では、ベカメックス東急がビンズン新都市において高品質で快適な住居を提供しています。最初に手掛けたマンションプロジェクト「SORA gardensⅠ」(全406戸)は開発コンセプトである「ガーデン」を空中庭園や壁面緑化により表現し、2015年3月に竣工し、全戸完売しました。続く2016年には、エリア開発プロジェクト「MIDORI PARK」に着手し、歩行者専用道路の設置やタウンセキュリティの導入など、住民に安全・安心の高品質な住環境を整備しています。2017年の低層住宅プロジェクト「HARUKA residence」「HARUKA terrace」(第1・2期合計68戸)の第1期販売に続き、2018年には第2弾マンションプロジェクト「The VIEW」(全604戸)の販売が開始されるなど、「MIDORI PARK」全体の面的開発が進んでいます。
またビンズン新都市では、フードコートやコンビニエンスストアなどが入居する商業施設「hikari」や学校・医療機関の誘致などに加え、ベカメックス東急の100%子会社ベカメックス東急バスが、ビンズン新都市およびビンズン省トゥーヤモット市において、バス停に掲出した時刻表に基づく定時運行や、安全・快適な車両の導入、お客さまへの丁寧な接客案内など日本のノウハウを活用した交通システムを6路線8系統展開するなど、「東急多摩田園都市」のノウハウを生かした、公共交通一体型のまちづくりを推進しています。

今後開発が進むビンズン新都市の現況
高層マンション「SORA gardens Ⅰ」
住宅プロジェクト「MIDORI PARK」

ホーチミンでの分譲住宅事業

ビンズン新都市での事業経験を生かし、当社はベトナム最大の都市ホーチミン市内においても住宅事業を展開しています。2017年には、ホーチミン市北東部のトゥドゥック区において、現地デベロッパーのフンティン社との共同分譲住宅「Moonlight Residences」(全535戸)に参画し、全戸の契約を完了しました。当社では引き続き、ホーチミン市における住宅事業に参画していきます。

分譲住宅「Moonlight Residences」

タイでの住宅事業

堅調な経済成長を続けるタイ王国は活気に溢れており、2017年には国家の成長戦略として「東部経済回廊(EEC)政策」を発表し、さらなる経済発展が期待されています。
当社は、同国のシラチャにて賃貸住宅事業、バンコクにて分譲住宅事業を行っています。

シラチャでの日本人向け賃貸住宅事業

賃貸住宅「ハーモニックレジデンスシラチャ」

首都バンコクより南東へ約100kmに位置するシラチャは、製造業をはじめとした日本企業の進出が多く、世界有数の日本人街として栄えています。「ハーモニック レジデンス シラチャ」は、大手財閥系企業のサハグループとの合弁会社であるサハ東急コーポレーションによる賃貸住宅事業で、日本人駐在員とその家族向けのサービスアパートメントです。2016年4月に総戸数180戸が開業し、翌年にはミキハウス子育て総研による「子育てにやさしい住まいと環境」に海外で初めて認定されました。敷地内での歩車分離や緑豊かな遊歩道の設置など、当社が培ってきた開発のノウハウを生かし、安心・快適に住まうことができる環境の実現が評価されたものです。顧客視点に立った開発・運営を推進することで、タイの既存住宅よりも快適な居住空間、高い住宅機能を提供し、日本と変わらない暮らしをシラチャにて実現しています。

バンコクでの分譲住宅事業

分譲コンドミニアム「XT EKKAMAI」

2017年8月以降、タイ王国の大手デベロッパーであるサンシリ社とサハ東急コーポレーションとともに、バンコクにおいて3つの分譲住宅事業を進めています(2018年7月時点)。269戸の低層コンドミニアム「taka HAUS」と537戸の高層コンドミニアム「XTEKKAMAI」は、バンコク中心部にありながら閑静な住宅街であるスクムビット地区エカマイに位置し、都心に通勤するタイ人や賃貸目的の投資家などを主要ターゲットとしています。エカマイの東に位置するオンヌットにおいても2棟415戸からなるコンドミニアム「THE BASE SUKHUMVIT 50」の建設を進めており、これら3物件は2019年7月〜2020年11月に順次竣工を予定しています。住宅開発の豊富な経験を持つ現地パートナーとともに、多摩田園都市などのまちづくりで培った当社のノウハウを生かし、今後もバンコクでさらなる共同事業を検討していきます。

西豪州・ヤンチェップ地区における宅地開発事業、都市開発事業

西オーストラリア州の州都パースから北へ50~65kmの海岸沿いに位置したヤンチェップ地区で、当社子会社のヤンチェップ サン シティとセント アンドリュースプライベート エステートがそれぞれ豪州企業との合弁で宅地開発(2017年末までに約1,600区画分譲済)および雇用創出のための都市開発を行っています。
2017年9月には研究教育機関の集積により、政・産・学を巻き込んだビジネス創出を目的としたオフィスビル「Y・hub」を建設し、Cooperative Research Centres(CRC) Program※に認定された、西オーストラリア大学が主導するCRC for Honey Bee Productsの研究施設のほか、職業訓練学校やCo-working Spaceを誘致しました。

CRC Program:連邦政府が認定する産業競争力向上のための産学連携の研究助成プログラム。

西豪州·ヤンチェップ地区
Y・hub外観